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■ No,9〜15
9.
いつか見た空を 共に見ることはもう二度と叶わぬけれど
でも
今も空を見上げれば 君はいつもそこに居て
空は一緒に見られないけれど
今度からは ずっとずっとお互いを見つめていよう―――――
10.
無力な子供たちよ 顔をお上げなさい
俯いて悔さに涙するよりも
顔を上げて向上心を持ちなさい
流した涙の分だけ 大切な人に笑顔を与え
そして
一つでも多くの大切なモノを守れるよう
その掌と心を
大きく持ちなさい―――――
11. 嬉しいね
寂しいね
可笑しいね
哀しいね
それでもって
幸せで
辛くて
虚しくて
ねぇ
コレが生きてるってことなのかな?
12.
目に見えないモノを捕まえることは不可能
そしてそれを望むことは罪
でも
その罪を犯すことは
決して愚かではない―――――
13.
鳥篭を抜け出して 一体何処へ行こうというの?
羽ばたく翼も 歩く足も
触れる手すらも持たない貴方が
この枷を外して 檻を出て
一体何処へと向かうの?
外の世界のことなんか
何も知らない貴方が―――――
14. 眠気に誘われて このまま瞳を閉じたら
二度と光は見ないだろう
それは
一番楽で
虚しくて
愚かな行いだと思うけど
それでも私は
迷わず瞳を閉じる
15.
聴こえる声は何処か遠くて 瞳を閉じれば真っ暗な闇の中
ああ
このまま何処までも 堕ちて行けたら楽なのに
贅沢で我侭だって分かってる
でも
願いを聴いて叶えて下さい
誰か私を救って下さい
この暗闇に突き落として 二度とこの瞳に光を映さぬよう
そして
私を助けて下さい
この瞳を開けておくこともままならない 光の洪水の中から
何も考えない世界へ
連れ出して
閉じ込めて
永遠に――――――
2002年07月13日(土)
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