22歳
亜衣



 心地よい、居場所。

捨てることも出来ず


拒むことも出来ず


馴れ合いの中で
生きている


そう
あたしが生きているこの場所は

あまりにも心地よくて温かくて



勘違いしてしまいそうになる








「あなたがいれば誰もいらない」

なんて


思って仕舞ったら
人生、負けだろうに


けど、やっと手に入れたこの温もりは
あたしを安心させ、惑わすことすらできる





私が愛したあなたを信じたい

けど

信じる強さが強くなるほど
あたしの意志は弱くなっていく

陶酔
のような

酔狂
かもしれない



バカだと
誰かがあたしを笑ってくれたとしても


あたしはもう
元には戻れないのかも知れない







2003年05月17日(土)
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