鼓動が激しくて 息が切れて起きあがる。 耳鳴りがする。気分は最悪。
夢が 過去が ココロが あたしを蝕んでいるのを感じる。
大丈夫だと、思ったのに。 それすら既に幻で。
…こんな事なら、痛みを感じるトコロなんて要らない。 こんな五月蠅い器官なんか、要らない。 いっそ全て、無くなってしまえばいいのに。 そうすれば。 何にも邪魔されず、静かに眠れる。 煩わしいことなど何も無い。
嗚呼、でも。 それでもまだ、何かしら在るんだよね… どうしても、離れられないなにか。 とてもとても大切にしてる・・・
今の所それだけが、あたしを留める為の鎖。 …同時に、鎖を断つ力にもなるけれど。
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