コハルビヨリ
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そろそろ手帳も終わりだわ、なんて言ってたら 「この一年どうでした?」と お兄さんが学校の先生のようなことを言う。
んー。激動の年でした。
プロポーズされる(2月) 引越し(3月) 結婚(5月) おばあちゃん亡くなる(5月) 体調壊す 退職(6月) 妊娠(9月) 引越し(2回め)(11月)
いちばん大きかったのはやっぱり結婚。 日記を読み返したら、 去年の今頃からお兄さんは結婚を考え始めてたみたい。 そこからトントンと。不思議だなあ。
密かに、今年の手帳がピンクだったから恋愛運が あがったのかしらなんて考えてみて こどもっぽい思考に自分で笑ってしまう。
手帳の、退職した月を見ていて この頃いろんなことがあったなあと見返してたら 「もっと早く辞めればよかったのに」とお兄さん。
いや、なんで辞めれなかったって 仕事だってそれなりに責任を果たしたかったし 結婚資金貯めようとしてるときだったし なのにお兄さんが仕事辞めたいって言ってて そんなの言い出せなかったんだよ? で、ガマンした結果体壊したんですが?
と、この手の話になるといつも思うけれど お兄さんのせいにしたいわけではないから言わない。
お兄さんは 「あなたはもっと言いたいこと言えばいいんだよ」 「そんなに周りに気を使わなくていいのに」と。
それで誰かを傷つけたり怒らせたりするなら 自分がガマンする、って思ってしまうのは もう身についてしまってるからなかなか直せない。 私だってそうできたら楽だと思うけど、 その程度がわからないんだよ。どうしたらいいのか。
お兄さんも私のことを考えて言ってくれてるのだろうから 余計なお世話よ、とも言えないけど。 まだ精神的に不安定なときに言われたときは ほんとに落ちた。
もうほんとに言わないでくれって思うことがあったときに 一度そう言ったこともあるけど 「そんなに怒らなくてもいいじゃん…」ってすねてたし。
でも次またこのことを言われたらもう言ってしまおう。 なるべく冷静に。
ずっと一緒にいるのに、お互い伝わってないことも まだまだあるんだろうな。
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