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2015年10月04日(日) |
10月4日のlesson de ラ・パレット |
今回も、初級の生徒さんの30分枠のレッスンのレッスンがありました。 その枠で弾いてくれたのが、日頃、私が指導している生徒さん達で、おまけに二人ともこの日が初めての公開レッスンでしたので、ちゃんとレッスンを受けられるか私までドキドキしてしまいました。 (もちろん、二人とも日頃はしっかりレッスンを受けてくれる生徒さんたちなのですが、今まで公開レッスンで初めて弾いてくれた生徒さんの殆どが、最初はとても緊張してレッスンを受けるだけで精一杯なのを見てきたので、どうしても心配になってしまうのでした) …という個人的なことはさておき、lesson de ラ・パレットで『トンプソンピアノ教本』が取り上げられるのは最初で最後だったかもしれません。 小学2年生からベテランのピアノの先生まで、この日のレッスンの生徒さんはいつも以上に幅広かったです。
****************************************** 11:00〜 トンプソンピアノ教本1ナイトとレディ モーツァルトの曲から、スペインのフィエスタ ピアノのためのやさしい四期の名曲集(1)より モーツァルト:おもいで
11:30〜 トンプソンピアノ教本1:そり、夕べの鐘 ブルクミュラー:25の練習曲 アラベスク J.S.バッハ:ミュゼット BWV Anh.126
12:00〜 チェルニー:40番 13 チェルニー:左手のための24の練習曲 3 バルトーク:ミクロコスモス 100 J.S.バッハ:シンフォニア 2 グリーグ:抒情小曲集より アリエッタ Op.12-1 小鳥 Op.43-4
13:00〜 J.S.バッハ:平均律第1巻 8 es moll-dis moll モーツァルト:ロンド D dur Kv.485 ベートーヴェン:ロンド C dur Op.51-1
休憩 14:00〜14:40
14:40〜 J.S.バッハ:平均律第2巻 8 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.81a 26番
16:10〜 シューマン:クライスレリアーナ ******************************************
この日のレッスンで、北川先生が何度もおっしゃっていたのはリズムの事でした。 小学2年生のお子さんにも、成人の生徒さんにも同じような事を表現を変えて何度もおっしゃっていました。 それだけ、大切で難しい事なのだと思います。 「音楽で一番大事なのはリズム」 「東洋人にヨーロッパ音楽のリズムはとても難しい。だから学ばなくてはならない」 「リズムは人間が踊った時に生まれるもの」 「速すぎるとリズムがなくなる」
リズムから派生して、拍やテンポについても随所でおっしゃっていて、 「テンポと拍は違う」 「空白を感じること」 「拍があることで音楽になる」 など、これは音楽の本質にもつながるようなお話だと感じました。
もう一つ印象に残ったのは、最後の生徒さん(彼女はもうプロのピアニストなのですが)のレッスンの際におっしゃっていたことで、 「手の置き方が不安になる原因をつくる」 という事です。 『不安』という精神的なものの原因が『手の置き方』という身体の使い方からくるのは意外に思うかもしれません。
そういえば、10月25日(土)に講座を予定しているイザベル・カンピオン先生が以前私が参加した『“あがり”を克服する講座』で、“座り方”“重心の置き方”について様々なやり方で示してくださったのを思い出しました。 身体的な安定が精神的な安定につながるというのは忘れがちですが、大切なポイントなのですね。
イザベル・カンピオン先生の講座ですが、
10月20日にはラ・パレットも共催している『ピアニストの為の“アトリエ”』 (”アトリエ”とは、楽器演奏の際、より良く身体を使えるようになる為のエクササイズ講座。肩甲骨や上肢帯の働かせ方、呼吸の方法等を指導。トラブルの予防手段、痛みや腱鞘炎の治療の一つの手段にもなります。) http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=30769&
10月25日には、ラ・パレット企画で『“音楽家の為の運動療法”を用いたピアノの指導法 〜ピアノを鳴らす身体について学ぼう〜』 http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=31104& http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=77485&pg=20151025
どちらも、チケットサービス『カンフェティ』にてお求めいただけます。
次回のlesson de ラ・パレットは12月6日。 こちらもお申込みお待ちしています。
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