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- 2001年04月06日(金) 弁天
6日。それは久しぶりの宴の日だった。 この日の宴は実際2つあった。1つ目は前の職場の人の結婚退職祭り。そしてもうひとつが前にいたバイトで仲良くなった社員(セッキ−)、数学講師(サトル)そしてバイトの元同僚(芝田青年)と新しく入った新人バイト(シン、カワモ)計6人。もちろん2つ目の宴が俺の中ではメインであった。
長く怠りがちであった爆裂日記。その存在を記す為にここにその爆裂具合を記す事にしよう。
1次会があっさり終わりそれから俺達バイトグループは社員達と一時別れ帰宅するという演技をした。実際セッキ−がまだ仕事を終えていないという事もあったが、真の目的は新しい主任のせいで社員とバイトの交流が認められていないからで帰宅したと思わせて駅でセッキーの終業をシンとカワモとで待ってきた。が、俺はヒスの服が宴の最中著しくよごれる事を懸念し、ユニクロに着替える為一時帰宅した。
さあ!宴がはじまるぞ!!
着替えて意気揚々と梅田に向かう。既にセッキ−は仕事を終え、シン、カワモと共に梅田に向かっていたからだ。芝田青年は梅田で野暮用があったらしく待機している。
数学講師サトルは三田で授業がありさらに遅れるとの事。
俺の電車が到着した時終電の出発を知らせる放送が阪急うめだ駅に鳴り響いていた。
小走りに待ち合わせ場所に向かう俺。
さあ到着。
だが姿がない。
弱って携帯に手を伸ばした時上から高笑いが聞こえてきた。張り出しの所から芝田青年、シン、カワモそしてセッキ−が覗き込んでいるではないか!!次の瞬間彼等は吸らっていた煙草を俺に向かって投げ付けてきた!!なんとかかわしたがいきなりでかなりびっくりした。
2階にあがり彼等と合流し東通商店街へと移動を開始。途中にある動く歩道でアホみたいにダッシュをかます。そのまま三和銀行のキャッシュコーナーへと駆け込む。軍資金を調達。
わいわい騒ぎながら移動移動。ゲルマン人も驚くほどの騒ぎ振りだった。 東通商店街に着いて朝までやってる飲み屋を探す。そこですぐに入店しない所が俺達のただ者でない所。 見つけて身近のゲーセンへ。 そこでいまいる5人でゲーム勝負をし、負けたものに罰ゲームを与えるという第1次罰ゲーム決定戦の火ぶたが切って落とされた。
しょっぱなの罰ゲーム。それは…
お座敷全ての客を巻き込んで大声で乾杯する。
5人で半端な人数。よってじゃんけんでべべをきめる。そして残り4人で対決。 まずなんかの車のレースゲーム。ゲーセンに行かない俺には結構ハンデのあるゲームだ。案の定俺が負けてしまった。俺が今度はじゃんけんで負けた奴と別のゲームで対決。戦車の市街戦ゲームだ。けっこう面白い、が僅差で負けてしまった!!!!
俺が罰ゲームだ。仕方ないと思っていたらまだまだ安心できないのが俺達の危ない所。2人目の罰ゲーム執行人をきめる為のゲーセン対決が始まった。第2ラウンドはエアホッケー。俺は免れた。 ここでは芝田青年がすごかった。両手に握っている筈のでっかいスタンプみたいなんを握力が弱いのか、吹っ飛ばしながら奮闘しぼこぼこに負けまくった。彼が負けたところで丁度数学講師サトルの到着。急きょ芝田青年が講師サトルと対決する事に!!
これで負けた方が罰ゲームとなった。
ゲーセンの終業時間も迫り照明も落ちてきて螢の光が流れ出している!!
緊迫した空気の中で芝田青年が卑劣なプレーに走り出した。パックを自分の所にとどめて相手が油断したすきに激しく打つ。急に打たれてはさすがの数学講師も手が出ずポイントを稼がれてしまう。しかも芝田青年は時間も稼いでいた。
数学講師の劇的な最後の猛追空しく軍配は芝田青年に。罰ゲームは数学講師サトルとなった。
さあ!!!飲みに行くぞ!!!!!
勢ぞろいした俺達はゲーセンを出た。半身が勝利したのか、阪神のはっぴを着、旗を振り回し大声で選手別応援歌を熱唱するファンの後ろについて歩き東通商店街の弁天へと突撃して行った。
弁天は旧爆裂日記で記されている様に(←しるしたかな?)2年前神と宴が開催された場所でもある。
座席に付いた俺達にそこでアクシデントが襲い掛かる。芝田青年携帯をどっかで落としたようなのだ。彼とセッキーは携帯を探しに行く。
待っていても仕方ないと俺とシン、カワモそして数学講師サトルとで乾杯を先にしてしまう。
「人の不幸は〜蜜の味〜〜〜!!!おつかれー」
そう俺達は腐れ外道。しかも暇になってきたので「はーーい!!ソヤソース投入!!」と罰ゲームを課せられていない芝田青年の生中にしょうゆが少々我々外道の手によって加えられた。
なにも知らずに帰ってきた芝田青年、携帯は実にしょうもない所から出てきたらしい。罰として罰ゲームを課せられた。俺のお座敷全部を巻き込んで乾杯の罰が彼の罰ゲームとなったのだ。
しかもしょうゆ入り。
彼の罰ゲームが始まった。 広い座敷には数名のサラリーマン グループが2組いた。それぞれ話し込んでいる。
芝田青年は思いきったように腹のそこから 叫んだ。 「みなさーーーーーーーん!!!!! 失礼しまーーーーーーす!!!!!!」
誰も話をきかない。 芝田青年は続ける。
「お疲れ様でしたーーーっ!!!! かんぱーーーーーーーーい!!!!!」
「…」
「ぎゃはははははははは」←俺達
全く2グループとも彼に興味を示す様子もなくひたすら話し込んでいる。
その図が非常に面白く俺達は爆笑した。 この間がうまく伝えられないのが実に残念だ。
しかも彼はしょうゆ入りのビールを飲み干した。
これからも俺達の狂った宴は続く…
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