今は私は私の部屋でしか生きていないのだが私が現れなくなった階下からは今日も言い争いという喧騒が響き渡ってくる。私一人いなくなったところで家族というものは変わらないのだなと実感する。何かしらはやり特殊と言われる家庭なのだろう。互いに献身的な親子愛というものであろうものを最近、目の当たりにした。勿論、そこに至るまでの過程は多々あるようだが私には到底出来ない事である。私の心は冷たいのだろうか。