2004年07月12日(月) |
「依存症」の女たち/衿野未矢/講談社文庫 |
これ読んでると、携帯電話とか、買い物とか、恋愛とか、食べ物、仕事についての「依存症」を実際に作者が取材したのを、まとめたもの。 この作者も、もと漫画編集さんで、買い物依存症を経験した上での、共感的な見方が面白かった。
心の隙間を埋めるために、携帯や買い物、恋愛、食べ物に逃げちゃうとゆうか、それで心を満たそうとすることが「依存症」であることらしい。
実際は違うところに問題があるのに、「依存症」の方に目がいって、自己嫌悪と自己否定の悪循環に入っていくとゆう構造なんだけど、人間ってゆうのはすごい複雑だなーと思う。
具体的なことは省きますが、私もこうゆう経験ありありなので、すごいよくわかる。 自分の弱さを正面から見たり、認めたりすんのってすごい大変。とゆうか、できれば見たくないし、蓋しめてなかったことにしたいし、認めたくないってゆうのがある。だってやっぱりやだもん。 だから、それが屈折して、ぜんぜん違うところから出てきたりするから、昔にこれが原因だったのか!!!ってゆうのがあって、その屈折具合に驚いたとゆうか、自分で自分の心の仕組みに怖くなったことがある。
自分に素直になるって、実はすごいことだと思う。だって、認めたくないこととかと向き合うんだもん。
わかりやすい例は、「スラムダンク」のみっちーですね。 あと、「摩利と新吾」にでてきた、「世をすねる会」の会長とか。(名前がでてこない)
人間は複雑だ。
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