ベンジャミンバトン
2010年07月30日(金)












何十年だろう



ずっと


捨てられずにいた


服を


捨てる事にした




もう着る事のない




ただの


布生地よりも


無意味な


物だったのに


捨てられずにいた



最後に着用したものだから



だけど


さよなら


こうゆう


自分にも


「サヨナラ」









「ベンジャミンバトン」を観た





いつものように



彼の太ももを



抱き枕にしながら




初めは



後ろから


抱きしめられてて



そんな彼に


「べったり」と


寄りかかって



お互いが


密着してるんだけど



徐々に体を


ずり下げ


太ももに辿り着く




太ももを


「すりすり」と


触る私と



私の頭を


ゆっくりと


優しく撫で続ける






次第に


つねってみたり


引っ掻いてみたり


イタズラをしながら


「うとうと」と


あまりの


気持よさに


いつも寝ちゃう





だから



「内容がわから内容」



なんて


アホな事を


毎度言うのに


笑いながら




ストーリーを


説明してくれる





そんな


感じなので




最初から最後まで



観る事の出来た



映画って



これが


初めてかもしれない





理由のひとつは


ストーリーの


新鮮さや


展開の


テンポなどの


良さもあったけど



何よりも


「セリフ」が


良かった事




なんて言って



うろ覚え


だったりして







ベンジャミンが言う



「人生は何が起こるか分からない」


「今からでも遅くはない」



確か


こんな感じの


二つの言葉が


出てくるんだけど




特に難しい


言葉ではなく


日常的に


誰かが言ってる事も


あるのに




自分の中で


何かが走り


って



ちょうど


おじさんが


雷に打たれるシーンが


何度かあったけど



まさにあんな感じ








以前



「静と迷」を



記した時




実は色々と


悩んでいた




この映画を観た時も




何が正しくて



何が間違っているのかなんて



実は何も解っていなくて




なかなか


踏み切れず


八つ当たりも


したっけ





とりあえず



「勘」だけを



頼りに



行動してきた結果



「間違い」は無く



今は


安心感が


溢れてくる様





そして



今後は



「ガラリ」と



変わって


行くだろう



「自分自身」では無く


周りがね






あれだけ



「変わる」事に



違和感を感じ


避け続けていた



自分が


真っ先に


「変化」を


望むなんて





変化と言うより


「進歩」


の方が


適しているかも








だけど



これが


彼の考えや


行動だとしたら



私は


心の底から


応援出来ただろうか





きっと



出来ないだろうな


逆に


怒り出して


しまうだろう





それなのに


彼は



まるで



自分の事のように



一緒



いや「それ以上に」



行動してくれた




なんて



「素晴らしい人なんだろう」





思う反面


小さく


「ちっぽけ」な


自分が


情けない






今は



もう




「これでいいんだ」と




自信を持てるように


なったけど





行動に



移し始めた


この頃は




不安や


迷いもあり




ベンジャミンの言葉が



心の中に


突き刺ささり


その言葉を


自分の


言葉としても


何度も何度も


問い掛けた






「人生は何が起こるか分からない」






確かにそうだ




自分の事は


何となくは


分かるし



全てが


思い通りに


運んではいるけど





先の事を



考え過ぎて



泣きじゃくったり



悲観的になったり




今となっては




「阿呆」



としか


言いようのない



「あの頃」を



疑問に思う






だけど


それも



自分が


ほんの少しだとしても



「強く」なり



何かを


乗り越えられた



その「証」なのだ


と思えば



それはそれで


良いのかもしれない




「強さ」の



全ては


自分の


力だけではなく



「彼」が


絶えず


傍に居てくれたから



今の自分が


「在る」のだと





とても


長い道のり


だったような


気がするけど



とりあえず


「大きな分岐点」まで


辿り着く事が


出来た




そんな感じ




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