「人間」菅井優児
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今日はヘルニア(直訳:地獄に近い人)の手術を受けるため、伏見にある病院に9時頃行く。
しばらくして、名前を呼ばれて狭い個室に通された。
「パジャマに着替えていて下さい。すぐ始めますので」と言われてロッカーを開けたら、何も入ってなくてずっとパンツ一丁でいた。
パンツ一丁のいでたちで看護婦さんを呼び止め、無事にパジャマをGET。
手術スターーーーート!!
局部麻酔を背骨の右側に打たれた。 痛かったけど、以前打ったブロック注射に比べればマシだ。
初めての手術だ。オペヴァージンの俺はドキドキしながら、処女喪失の瞬間を待った。
「まだですか?」 「いや、もう入ってます」
騙されているんでは?と思うほど、痛みも無くストロー状の金属ちゃんは俺の背中にブッ刺さっている。
「今からレーザーで焼き切りますから、熱くなったらいってね」
次の瞬間、右足つま先に焼けるような感覚が!
「あつあつあつ!」
不思議な現象に驚きと同時に笑いがこみ上げてきた。
「これ、焦げてる匂いするでしょ?」
と言って、さっきまで俺の背中に入っていたファイバーを鼻に近づけてきた。 焼き鳥の匂いだ。
そうこうしている間に手術は無事終了。
再び個室に戻り、少し休む。
40分ほどして先生が入ってきて、もう帰っていいとの事。
人によって治る早さが違うようで、1ヶ月たったらまた来いと言われた。
じゃぁ、また来てやると言い、帰宅。
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