「人間」菅井優児
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以前勤めていた老人ホームの施設長の名前である。
常に自分の考えがしっかりしており、よく叱られていた。
怒られるのが嫌で顔色を伺いながら仕事をし、信用を取り戻そうとした行動も裏目に出てしまい、一時はノイローゼになりかけて食事も喉を通らなくて体重が7キロ減った。
俺が自分のやりたい事のために仕事を辞める時も、年齢やその他諸々の事で色々気にかけて引き止めていたが、単に人手が足りなかったのか、本当に俺の事を親身に思ってくれていたのかは分からない。
多分、両方だったと思う。そう信じたい。
社会人として、あの人には色々教わった。 時は良き見本、ある時は反面教師として。
そして今ではある程度の困難にも耐える精神力が身についた。
社会人の経験がない人には多分わかるまい。
そして5月10日や510という連番を見ると、あの人を思い出す。
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