「人間」菅井優児
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友達に借りていたギターを返すために家に行く。
部屋にはギター数本に混じって三線と胡弓があった。
前から胡弓には興味があったので、弾かせてもらうがさかりのついた猫のような音しかでない。
友人はそれらしく弾けていた(持ち主だから当たり前か)
友人は大学のサークルの時からの知り合いで、 俺がきちんとバンドをやろう思ったのも、彼に影響を受けたからである。
その頃の俺はコピーバンドを組んでいたのにもかかわらず、彼は自分のバンドを持ち、オリジナルをやっていた。
カッコ良かったのである。
その時の悔しさをバネに今日まで頑張ってきた、といっては過言だが。
今は釣具屋の社員をしており、そんな面影は微塵も感じられないが、時折爪弾く彼のギターに心を奪われることが無い事も無い。
家に帰り、パソコンを開いてヤフーオークションで「胡弓」を検索。
買おうかと思う今日この頃。
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