|
|
|
画力があれば |
|
かきたいものを上手く人に伝えられるぐらい漫画を描くのが上手ければ、漫画かきたいな。 切ない系の少女漫画。 すれ違ってすれ違って、結局は破滅しちゃう、みたいな。
ある民族に、仲の良い幼馴染の女の子と男の子がいました。 男の子は女の子が好きだったし、女の子も男の子が大好きでした。 二人は『大人になったら結婚しようね。』と誓い合いました。
しかし、そんな日常はあっけなく壊れました。壊されました。
彼らが住処にしていた森を畑にするために、雇われた兵士が追い出しにきたからです。 皆は彼らから、彼らの持っている銃から、必死に逃げました。 悔しさに涙を流しながら、歯を食いしばりながら。
砂埃が落ち着き辺り一面が見渡せるようになった頃。 がらんとした森の中で、ひとり震えている女の子がいました。あの女の子です。 おそらく、あの騒動の中ではぐれてしまったのでしょう。―――或いは、親に見捨てられたか。 兵士は無表情にその子を見つめ、しばらく親が戻ってこないかと期待して、しかし戻ってこなかったので、仕方なく一緒に連れて帰ることにしました。
当主の前に連れてこられ、女の子はガタガタ震えていました。 緊張と、怖さのためです。 「…よし、事情は解った。下がれ。」 「はっ」 数人いた兵士は皆素早く部屋からいなくなり、いよいよ二人だけになってしまいました。 当主の鋭い目が女の子を捕らえます。 「…名前は。」 「っ、レ、レイナ、ですっ」 震える声で喘ぎ喘ぎ答える女の子は、今にも泣きそうです。 「レイナか。……レイナ。」 当主の表情は依然無表情のまま、少女の名前を呼びました。女の子の肩がびくりとはねます。 …しかし、かけられた言葉は予想しなかったものでした。 「…喉、渇いてないか。」 「………え?」 「喉が渇いていないかと聞いているんだ。…いや、その前に椅子に座りたまえ。立ったままじゃあ疲れるだろう?」
飽きた… いつか書ければ続きを |
2003年10月30日(木) |
|
|
|
|
|