黒い十人の女/バイト始めた。

映画ジャンルからどんどん遠ざかるこの日記(笑)。
打開策として、
過去見た映画が秋のドラマで監督自身のてでリメイクされると聞いたので感想を書いてみようと思います。

「黒い十人の女」
監督:市川崑

ストーリー
TVプロデューサーの風は、妻の他に9人の愛人がいる。彼との関係を清算しようと思っても彼女たちは他の女への嫉妬から別れられないのだ。彼女たちはふとしたことから彼を殺そうと思いついたのだった。

感想
もう最初のオープニングを見るだけでメロメロになってしまう。
女優達が綺麗だし。
これぞ、映画女優ってものを見せてもらった気がします。
岸恵子さんが光に照らされて顔をあげながら笑顔になる様はまさに「花が咲くよう」で、余韻がまたいいんです。
巻き戻してみてしまったよ(笑)。

映像・光と影・構図のすべてが美しいのです。
これだけで、観る価値はあります。
日本映画をバカにしていた過去の私が、これを見て考えが変ったほど衝撃でした。
モダンと言ったらぴったりなのかなあ。モノクロ映像って綺麗だなあ。

話のほうも、殺人計画の話なのになんとなくとぼけた感じがイイ。
どうなるのかしらん、とハラハラもします。しかも60年代の話なのに、話は古く感じません。
しかし船越英二がなぜモテモテなのか(笑)理解しがたいっす。
でも人のものは自分のものにしたくなる、だから離れられないんでしょうか。
私が一番彼に愛されているって思いたいのが女の心理ですからね。もてる男を独り占めという優越感も味わいたいから?どこかで期待してしまうのでしょうかねえ。
結構この辺の女性の描き方は皮肉っぽいですね。
十人の女勢ぞろいシーンは圧巻としか言いようかなく、コート姿が決まっています。ちょっと切ない感じのラストもいいです。

なんかこの映画を見て、本当の意味での日本の映画女優が存在した時代はあの頃だって言っていた親の言った意味がわかった気がしました。

キャスト
船越英二・岸恵子・山本富士子・宮城まり子・中村玉緒
岸田今日子・宇野良子・村井千恵子・有明マスミ・紺野ユカ
倉田マユミ・永井智雄・伊丹一三・森山加代子


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バイトを始めた。コンビニで。
忙しいのって面白いねえ。
私は今まで結構のんびりしたバイトばかりしていたので、スピード感溢れるバイトは面白い。
多くの人と接してみると、結構お客さんは良い人が多いってことに気づきました。
とくに外人の方は優しい。へたくそな英語を話すと妙に喜んでくれる。向こうも一生懸命日本語を話してくれて(「ヨクデキマシタ」って言ってくれたわ!)嬉しかった。
仕事のほうはまだまだ基礎的ですが、働くって事は楽しいなあと思った。
人前に出るのって嫌いだけど、物を売るところって人間観察の宝庫ですねえ。
幸先のいいスタートでした。

しかもヘルマンの新曲「アクション」が流れまくっていて、思わず歌いそうになった。

そういややっぱりバイトの人に「十代だと思ったよ」と言われた。
服装は私にしては年取った格好だったのにねえ・・・(笑)。
ま、若く見られるのはいいことですたい。
2002年07月25日(木)

日々ノオト / kica

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