会えない時間

同じ人といつも一緒にいるわけには行きません。
当たり前だけど。
そんな人たちが私の見ていない間何をやっているかなんて別に興味もないし、向こうに興味をもたれたら嫌です。寂しがり屋の人でも、同じ人と何時も一緒で、と言うと息が詰まりそうな気分になるのではないかな。
人には孤独も必要なんですね。

で、見ていない間の事を少し。とりとめがないです。

一つ目。
友人で凄く綺麗な子がいて、たまにファッションショーとかにでてます。
最近またモデルをやったというので、それを見た。
知らない彼女の表情、スタイル、個性、才能。他人のようだ。
彼女の姿はまるで別の顔をしている。女の人の顔をしている。
無邪気で、少年ぽくて、やわらかい。普段の表情とは別。
やはり人というのは私に向ける顔と別の者に向ける顔と言うものは違っていて、角度が違うだけでこんなにも違って見えるんだなあ。と改めて知った。
多面性ですね。
となると、私も人によって接する表情が違うのでしょうか。
孤独と接する時の表情は皆はどんな顔をしているのでしょうか。
電車に乗っている人たちの無表情は誰に向けているのでしょうか。
人というのは見ていると面白いもので、永遠に飽きることのないものはやはり人間でしょうね。人間は何面体なのでしょうか。

二つ目。
憧れている人がいる。
彼をみると息が止まる、気後れする、足がすくむ。真っ白になる。
その人を一日に三回も見た。
一回目は映画館で。
二回目は食事中に。
三回目は切符売り場で。
見ると私は緊張して、友達と話していても話している言葉に意識はない。
嫌なくらい意識をして、そして振り返る。
すると違う人だったり。
よく似ている人だったり。本物はどれだと言われても、きっとどれも本物ではない。他人の空似。ドッペルゲンガ−?
いるわけもないし。
と思うのですが、どうしてこんなにも似ている人に会うのか、不思議だ。
いつもと違うところにいるあの人はあいかわらずだった。
違う場にいても同じ表情をする彼の姿は幻だったのでしょうか。
ただの偶然なんでしょうけどね。
ちなみに私は彼に恋をしているわけではなく、ただひたすら憧れている人です。
ああいう風になりたい、と。
2003年05月11日(日)

日々ノオト / kica

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