| 田中一光回顧展 |
日曜日に、東京都現代美術館でやっている 田中一光回顧展にいってまいりました。 田中一光氏、大好きなんです。同じ日本人でよかったと思えるほど(おおげさか?)尊敬してるんです。 氏はグラフィックデザイナーなのですが、有名なのは無印良品のロゴデザインとかポスターデザインでしょうか。とにかく知っているもののデザインをたくさんやっているかたです。 あの色使い(どこか日本らしい)や、あの文字使いにはもううっとりさせられっぱなしです。 ここを切ればこういう風に見えるんだな、とか、何もかもが新鮮な切り方。 文字(フォント)使いがきりっとしていて、見るとしゃんとする字体なんですよねえ。文字なんだけど、文字じゃなくて、一つの絵のよう。 凄く洗練しているんだけど、ちょっと抜けた部分がある感じで、そこがまた親しみ易い感じを与えているのでしょうか。一回見たら覚えてしまうもんね。デザインは人に見せるものだからこれは凄いことだわ。 展示は安藤忠雄氏で、壁なんかはペットボトルでつくられているんですが、シャープで、涼しげ。床には田中氏デザインのポスターの一面に再現してあって水の中を歩いている錯覚を覚えました。あの日は暑かったから気持ちよかったー。
そこで講演会にも参加しました。 浅葉克己氏と松原真氏(お二方とも相当ステキなデザインをされます)の対談形式でおこなわれて、田中一光氏の思い出話や、両人の作品をスライドなどを交えておこなわれました。 田中氏の影響はやはり大きくて、そういう精神はやっぱり生きているってことを感じました。本当に身近な生活の中のデザインをすることってかっこいいよなあ。誰にでも目にすることが出来るものが、素敵なものばかりだったら、なんていいんだろう。それを作り出していく人は本当に素敵です。
ここからが、凄いんです! 講演会が終わった後、展覧会を見てからのろのろ帰っていたら、 なんと松永氏に遭遇しました! それだけでなく、展覧会の図録を持っていた私たちに話し掛けてくれたんよ! もう感激でしたね。ブルブルしちゃったよ。 お話するまでの間はもう至福の時間。講演会の内容の質問とか仕事のこととか、少しだけでもはなすことが出来て、さらに私達を励ましてくれました。 がんばります、一杯勉強します!って気持ちになってウキウキで帰ってきました。 あー今でもぼんやりするほど、うれしい出来事でした。
|
|
2003年07月01日(火)
|
|