ちゃびん様、本は大事にしてね
 リビング兼ダイニングにしている六畳の部屋に、旦那と共用の本棚が置いてある。高さは一メートルくらいかな。安定が悪いので横二列に並べてあるが、縦に重ねることも出来る、スライド棚の付いたいい奴なんだけど。けど・・・
 高さがちょうど良いせいか、ちゃびんの格好の遊び場になっている。気が付くと全ての棚から本が引っ張り出され、棚は空っぽ。しかも引っ張り出した本の上に載ってカバーを引っぺがしたりして遊んでいるから、哀れマイブックは悲惨な事になった。
 こう見えて読書家のわしら夫婦。でも価値観が違ったのね。
 同じA型でも旦那は、本がどっち向いてても平気でカバーが折れようが破けようが気にしない人なの。対してオレ様はカバーはおろか帯まで大切に綺麗なままで読むタイプ。辞書の折れだって許せない奴。特に漫画本、愛蔵書に関してはちゃびんには触って欲しくないの。でも、気付いた時は既に遅く、表紙は折り目が付き変な折が付いたまま変形しそうな文庫の山に!
 本は種類別に並べてたの。単行本は一巻から順番に並べてたの。なのに、この小悪魔ちゃびんんめがぐちゃぐちゃにしやがったのだ。
 キーッ! となって本棚を整理したんだけど、片付ける側からバカ娘、ポイポイ引っ張り出すから終に頭にきてちゃびんの手を叩いてしまった・・・・
 叱ったところで分からないって分かっているけど怒鳴ってしまった。
 無邪気に笑う顔を見て、自己嫌悪に浸る。すまん、ちゃびん。母さん気分で叱ってしまったよ。
 しかし旦那は「それがちゃびんの仕事だからしょうがないよねぇ」とのん気に構えて、笑っている。旦那はちゃびんに腹を立てることなんかまず無い。マジで羨ましい。
 こっちだって腹立てたくていつもイライラしてる訳じゃない。いい加減ちゃびんに荒らされて汚い部屋に、併せてバカ旦那が部屋にごみを散らかすからだ。こいつはお菓子を食べても包み紙や袋をそのまま置いておく癖があるのだ。
 何回目かのちゃびんがひっくり返したごみ箱をキーッとなって掃除してる中、コタツ机の下なんかに旦那の食い散らかしたごみを見つけると、うんざりして掃除する気力も失せようってもんだわ。また散らかした雑誌の下から何時履いたのか分からん靴下なんか発掘した日には「てめーの汚れ物はてめーで洗って干せ!そして自分でたたんで仕舞え!」と言いたくなるってもんだ。しかもこのバカは新聞読んだら読みっぱなし。何の役にも立たないくせに入っている広告は一枚ずつ見ては床に広げる。誰が片付けるんかっちゅうの。歩いて行ける範囲にスーパーは無いっちゅうねん。それともお前が車出して買い物してくれるとでも言うのか? 夕飯に間に合うように平日によ。
 部屋が汚いだ? 掃除くらいしろだって? じゃぁ、散らかすな。送られてくる請求書を手で破って、その上封筒をその辺に捨てるなよ。ごみ箱は見えんのか。ごみはごみ箱だろうが。中身をその辺に置くなよ。ちゃびんが掴んだら何処持って行くか分からんっちゅうねん。
 ご指摘通りオレは掃除が下手糞なんだよ。だから散らかさないように気をつけてるんじゃないか。なのに二人かかりで汚されたらたまらんっちゅうねん。

 というような事で先日大喧嘩をしました。げっけーなのでイライラは超イライラになり、それでなくてもキレてた部分がブッチンとぶった切れまして、もー最悪です。
 しかも掃除機ぶっ壊れるし・・・・
 ううっ、ちゃびんオテテ叩いてごめんね。
 これが日常化すると恐いよね。その頃には自分が虐待してるって自覚はなくなっているんだろうな。
 明日はまったり過ごそうって思ったら、三時半から十ヶ月検診だったわ。


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 最近ホームベーカリーに凝っているわしら夫婦。すべて手こね、ホームメイド。ようやくふわふわなパンが焼けるようになりました。

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2004年05月26日(水)

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