右斜め前向き
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2005年02月21日(月)

まるで、あたしのことを読んでいるような
そんな物語

諦めることが1番楽なんだって知ってた
何かを望んでしまえば、
求めてしまえば、
傷つくことが必須だったから

消すことが出来なかった
いっぱい消したかった
隠すことが出来なかった
共有できるものが欲しかったから
たとえそれが
あたしだけの「特別」なものであっても

努力をしなかった
捨てられる予感があったから
縋りつくのは怖かった
捨てられた痛みが増えるだけだったから

まるで感情がなくなってた
一瞬の感情はすぐに消えてた
いつも自分に疑問があった
何が大切で、何が好きなのか
解らなかった
夢、とか大きく語れるほど
自分の意志がはっきりしていないのに

人と同じでいたかった
「特別」でいるのが怖かったから
人と同じでいたかった
「普通」に戻れないあたしに気づいてたから

ごめんね
あたしずるい
解ってるんだ
あれはあれ、これはこれ
分けて考えられれれば楽だった
何も望まないのと、同じだったから

手放そうと決めた手をまだつないだままでいるのは
ずるいけど
もう大丈夫だよ

あたしは1人だって生きていける
強くなれるから


涼子 |MAILHomePage