右斜め前向き
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2005年02月27日(日)

たとえ今失ったとしてもいいって云えるくらい
強いものがあればいいのに


感情が冷めるのは相変わらず。
こう簡単に冷めてしまうと
自分は冷たい人間なんだなって思えます。

奇麗事ばかり云ってみたところで
本当は目の前で大切なモノが壊されたとしても
何も感じないのかもしれない。
もしくは何かを感じてもすぐ冷めるか。

ある本を読んでいると
あたしはもう「人間」ではないのかと感じます。
恋をしてるから人間。
恋だけでなく感情があるから人間。
なら、あたしは?

昔から何かと自己分析をする癖のようなものがありました。
苦しいと感じれば何が苦しいのか
この感覚が何故「苦しい」になるのか
そう考えれば苦しみがなくなったから。
「苦しい」を「苦しい」と感じなければ
「苦しい」なんてなくて。

いつ頃か自分に許可を取る恋愛をするようになりました。
ただ心が勝手に恋をするわけではなく
「恋をしよう」と決めて恋をするような
そんな恋愛。
雰囲気に飲み込まれやすい性質だから
それなりに楽しかった、と思うし
幸せも、悲しみもあった。
ただ、時間が終わってしまえば
泥のように黒く落ちてゆくだけで
良い思い出も何もあったもんじゃない。

恐怖を感じながら日々を過ごしてきました。
傷つくことが怖くて。
傷ついていると認めることができなくて。
素直に感情を表現するのが苦手でした。
気づけば思いこんでいた自分の役割に固執してきた。
自分のキャラを自分で作り上げた。

装うのは楽だった。
素を出すよりも傷つくリスクが少なかったから。
装いつづけるのは難しかった。
仮面にヒビが入ってどうすることもできなかった。
それでも必死に装いつづけた。
恐怖とか、色々な理由で。

昔の、願いは、きっと「今のあたし」なんだと思う。
感情が無くなればいいと思ってた。
なら今のあたしはきっと幸せなんだろう。

ただ、回線がきれたあたしは
感情を取り戻すためかのように
残酷なことばかり頭に浮かびます。
恐怖は、あたしにリアルをくれる。


涼子 |MAILHomePage