│←引きずった血痕。→│
体育館の床には，射殺した遺体を引きずった血痕。爆弾。
船底が削られた貨物船。
どちらも命を落とされたのだろうが，人の命の奪われ方が違う。
涙。
私の涙なんて，何も変えられないのかな。
分かっています。
浴槽の中で血まみれになっても生きていたいと願った私。
どうか私に，お腹に矢の刺さるような痛みを。
そしてアナタに眩しい世界に出るための準備を。
会いたい人がいるの。
生きたい。
このままじゃ
私
死んじゃう。
死んじゃう。凄く不安で居てもたっても居られない状態です。
今も，数え切れないたくさんの人の命がなくなってる。私の知らない人。
自分が今更偽善を気取ったところでどうにもならないこと
中には怒りを覚える人だっているんだということ
どうしたらいいかわからない。
私の知っている人が死んだら嫌。
昨日，文化祭の看板を飾る軸をたてている先生を見た。車の中から。
何十回先生の幻想を目で追ったきたか分からなくなる位
ずっと，ずっと，探していたのに。あっけなかった。
未だにたくさんの生徒に囲まれて。
白いＴシャツに黄色いタオル。汗っかきの先生。グレイがかった白い髪。
何も変わって居なかった。
ただ。私のお腹だけが大きくて
手首のカサブタが剥けているだけ。
街角。
また会いたい。
先生。ありがとう。
って言いたい。
夢の森に行ったり，たこ焼きを食べたり。
トイレで手を切る私の腕とカッターの刃を掴んだり。
私に涙を教えた。
たくさんのこと，たくさんのこと。
先生が一番正しかった。
ね。
先生に感謝してる生徒は，私だけじゃないよ。
日々が，子供達が，愛しいの。
狙う。殺したいモノが誰なのかすらわからない。
銃口を向ける。私の知らない人に。
何発撃っただろう。
このままじゃ
鮮やかに滴る血液も綺麗じゃない。
無意味なんだもの。
記憶はモノクロになる。
もっと。強くなれるんだろう。
強く成るコトを他人に強制したくはないから。私が先ず頑張る。
動くことは先ず
洗濯物。
でも
やっぱり疲れた。かも。
＊＊＊
離婚するならしても良いかも。
お互いに一度しかない人生は楽しんでほしいと思うから。
私や弟も大丈夫。
お父さんはこの世にたった１人。
お母さんもこの世にたった１人だから。
いつまでも家族だよ。
ひとつ願望を言うなら，私はこのままの姓でいたいってことかな。
２００４年９月９日１９時５８分
§2004年09月09日(木)§ |
