森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年03月22日(金) ブラッド・メルドーと中華料理

今日は気分がいい。
なんだかここの所テンヤワンヤしていて、ライブが終わるまで日記を書くのはお休みしようと思っていたのですが、今日は気分がいいのでやっぱり書こうっと♪

まず、リハが楽しかった。タンゴもポップスも、いいものはいい!
楽しいリハーサルもあれば、楽しくない本番もあります。音楽を仕事にしているので、色んなことがあります。気の合う共演者にめぐり合ったりするのって、ホントに珍しい事なんです。

リハの後、ブルーノート東京へ。楽しみにしていたジャズピアニストのブラッド・メルドーのライブ。
良かった。思ったとおり。音が綺麗。シルクのショールみたいに繊細で滑らかでした。岩浪先生は、「ビル・エヴァンスもこんな感じだったですよ。」と、回想していらっしゃいました。
ナイーブなんだけどコクがあって、理路整然としているのにどこか痛々しい。泣きそうになりました。今日やったタンゴにも、そういう所があると思います。
私もいつか、そういう曲も書けるようになるんだろうか。

なんて思いつつ、ブルーノート特製サンドイッチを食べる。うまいっ!!なんかいっぱい具が入ってるらしいんだが、ライブ中なので暗くて何か分からない。見たいっ!

それもあってか、ドラマーの演奏姿が料理をしているように見えてしょうがない。チャッチャッチャッっと歯切れの良いスネアのブラシさばきが、もう中華鍋にしか見えない!野菜炒めですかぁぁっ!

帰りに必然的に寄った中華料理店で、岩浪先生にこの話をすると、「アメリカでは、ジャズを演奏することをcook(料理する)と言いますからねぇ。」

なるほど。


maki morioka |HomePage

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