森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年03月26日(火) 指輪物語。

どうしても弾けないフレーズがある。でも、大切な旋律なので、適当にごまかす訳にはいかない。
あと3日あれば、地道な練習を繰り返して完璧に弾けると思うのですが、なんてったって明後日が本番。明日は1日リハなので、ゆっくり練習できる時間は無いし、いろいろライブの準備もしなきゃ。

それにしても、なんて難しいフレーズなんだぁぁぁ、ピアソラ殿。セニョール。
でもこのフレーズ、めちゃくちゃカッコイイ!弾きたいッッ!あーーーッッッ!

そう言えば、大学生の頃は、毎日毎日難しい曲ばっかりひたすらさらって(練習して)たなぁ。自分が打楽器奏者だった事を思い出しました。こらこら。

当時の私の手。スティックやマレットを握って、ブンブン振り回しているわけだから、指は水膨れだらけ。これが演奏中につぶれたりすると、止められないのでそのまま続けるわけですが、それはもう本気で痛いっす。
シンバルを打って、皮は剥けるしタコだらけ。コンガやジャンベなんかは素手で打つので、これまた豆だらけ。ピアノも弾かなきゃいけないので、爪をのばしたりマニキュアを塗ったり、なんてとんでもない。指輪は確か、1度もしなかったですね。
自分で見てもコワイ。ごつい。たくましい。

私にとって、手は、鋤(スキ)とか鍬(クワ)とかと同じです。道具。

昔は、あまりにも自分の手が女の子っぽくなくて、コンプレックスだったんですよね。指は太いし、ムクムクしてるし、傷だらけだし。好きな男の子の前とかだと、さりげなく隠してました。将来、結婚式で指輪交換の時、恥ずかしくていやだなぁ、な〜んて思ってたり。
でも、打楽器をやっていると、手が立派な方が楽器が鳴るし、いろいろ得なので、今は結構鋤に、いや、好きになりました。
全然可愛らしくないけど、男前なイイ奴です。

セニョールピアソラ殿のおかげで、久々に指の豆が巨大化してきたぞ。私の打楽器魂に火がついたぁぁぁぁッ!!
絶対弾いてやる、このフレーズ!!


maki morioka |HomePage

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