森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年05月13日(月) 朝のモジャモジャ攻撃

2年前の5月に天国に旅立った、ポメラニアン犬の俊郎。
家にやってきたときは、まだ赤ちゃんで、手のひらに乗るくらい小さかった。
肉球もピンク色で、ほんとに小さくて、フサフサして、綿ボコリみたいだった。

スリッパとスリッパの間で寝いてる俊郎を、スリッパと間違えて履きそうになった。(履いていない。幸いにも。)

それからスクスクとやんちゃに育って、文房具やら靴やら、色んなものを噛み砕き、やがて俊郎はおっさんになった。

おっさんになっても、見た目はすごぶるキュートなので、散歩に出ると「キャー、かわいい♪」と、誰からも愛された俊郎だったが、一つだけやめてほしい行動があった。

それは。

朝、目が覚めると、そこに彼がいる。で、目が合う。
彼の目がキラーンと光る。殺気。
「・・・・・。」しばらく見つめ合う1人と1匹。(この間に私は、来るぞ、来るぞ、と覚悟を決める。)

「・・・・・おはよ、、ヴッッ」
オハヨウを言い終わるが早いか、俊郎は一目散に突進してきて、私の顔に腹をピッタリくっつけて、顔をまたいで座るのだ。
「・・・・・・。」声が出せないので、どいてくれるまで待つのだが、モジャモジャで痒いし、何より、彼の息子が顔に当たるのが辛すぎる。

俊郎はこのポーズをとっても気に入っているようだった。
ちょうど両手両足が地面に着くか着かないかくらいで、ストレッチになって気持ち良かったらしい。
よく、私のお腹もまたいでいた。
寝ているときに、すごい分厚い腹巻きをしている悪夢にうなされていると、だいたい俊郎がストレッチをしていた。

それにしても、何故、朝は顔に乗るのだ!?しかも私だけ。
目が覚めた瞬間なので、寝ぼけていて攻撃を交わせない。

いつの間にか、この毛むくじゃら洗礼が、恒例の朝のご挨拶になってしまった。


maki morioka |HomePage

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