森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年06月11日(火) 起きられない体

ここ1週間程、朝起きるのが、下手になった。

「遅刻」が「すっぽかし」の次に命取りな、フリーミュージシャンの世界。
どこの世界でもそうでしょうけれど、特に厳しいと言ってよい。
どんなに演奏が素晴らしくても、コレが続くと、決して仕事はこない。断じてこない。のだ!

毎日決まった時間に起きて、同じ場所に通うのとは違い、「明日は何時にどこ」を毎日クリアする我々。
初めての現場では、たいがい行ったこともない場所に自分の力のみで到着しなければならない。「京都のナントカ村の文化会館に12時ね。」とか。(東京在住)

本番、リハーサル、レッスン、打ち合わせ・・・と全部時間がバラバラで、深夜〜朝方に至ることも多いので、1日の身体サイクルを作ることは、どんなに健康オタクでも無理でしょう。食事もすこぶる不規則なので、かなりの不摂生極まりない状態です。

私は毎日、携帯電話のアラームのみで起きているのであります。
どんなにスケジュールが複雑でも、どんなに睡眠時間が20分とかでも、起きなきゃいけない時間に起きることが出来る。という自信が、一応ある。

ホテルなんかでもモーニングコールは不要で、携帯アラームの‘君の瞳に恋してる’(深い意味はない。アレンジが賑やかだったので。)が流れると、♪イントロ2小節ズンチャズンチャズンチャズンチャ〜I love you baby♪あたりでちゃんと目が覚める。

なのになのに、ここのところ、起きられない。
幸い遅刻はしていないけど、自分としては、かなりショック。

「君恋」に身体が慣れて反応しなくなっちゃったのかしら?それとも不摂生でどこか身体の具合がオカシくなっちゃったのかしら?と、マジで心配になっていたのです。
このままでは、不安で眠れない。密かに悩んでいたのだ。

で、今朝やっと気が付いた。
携帯のアラーム音量が4レベルくらい下がっていたのでした。
通話中に無意識に調節したまんまになっていたのね。
起きられない体になっちゃったのかと思った。あーーーーよかった。


maki morioka |HomePage

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