森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年06月29日(土) コムソー森岡

昨日に引き続き、極レア本番でございます。

S.ソンドハイム作曲「太平洋序曲」のラストナンバーは、「NEXT!」というカッコイイ曲なんですが、途中Xylophone(木琴)のドソロが5箇所あってですね、これがなんとまぁ超絶難しいんですよね。
パラディドルめいた速い8分音符のパターンが延々続くんですが、一定の決まりがありそうで無く、突然違うパターンが出現する。「なんでやねん」と言いたくなる不意打ちが何カ所か、罠のように潜んでいる。
で、最も難しいパターンの時にコードチェンジするのだ。手が絡まりそう。

一応ルーディメンツをコツコツやった(時期もある)森岡万貴としましては、弾けないとすご〜く悔しい。
でも、めちゃくちゃ弾きづらいんですよ〜〜。しかも全くの一人っきり。

織物みたいに複雑なパターンなので、1回絡まっちゃうと復帰できない。
心臓に羊毛が生えている森岡万貴も、この時ばかりはさすがに緊張しまくります。

目を開けていると、色んな情報がいやでも入ってくるので、とても弾いていられない。(くらい、ややこしいのだ。)
雑念を振り払い、目を瞑り、「無」で弾くべし!!

こうして森岡万貴は、虚無僧に変身してラストナンバーを駆け抜けるのであった。

この「NEXT!」は、今回のミュージカル中、役者さんにとっても最もハードな振りが付いているダンスナンバーで、老若男女汗ビッショリ。フラフラヘトヘトになるまで踊りまくる。
格好良くキマルとスーパーかっこイイ。

なのでなおさら失敗したくない。

のに、めちゃくちゃ弾きづらい。
くぅぅぅ〜〜〜

いつかマエストロ・ソンドハイムに、この超絶難しいパターンについて直訴したいと思っている、虚無僧森岡なのであった。


maki morioka |HomePage

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