森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
INDEX|previous|next
昨日に引き続き、極レア本番でございます。
S.ソンドハイム作曲「太平洋序曲」のラストナンバーは、「NEXT!」というカッコイイ曲なんですが、途中Xylophone(木琴)のドソロが5箇所あってですね、これがなんとまぁ超絶難しいんですよね。 パラディドルめいた速い8分音符のパターンが延々続くんですが、一定の決まりがありそうで無く、突然違うパターンが出現する。「なんでやねん」と言いたくなる不意打ちが何カ所か、罠のように潜んでいる。 で、最も難しいパターンの時にコードチェンジするのだ。手が絡まりそう。
一応ルーディメンツをコツコツやった(時期もある)森岡万貴としましては、弾けないとすご〜く悔しい。 でも、めちゃくちゃ弾きづらいんですよ〜〜。しかも全くの一人っきり。
織物みたいに複雑なパターンなので、1回絡まっちゃうと復帰できない。 心臓に羊毛が生えている森岡万貴も、この時ばかりはさすがに緊張しまくります。
目を開けていると、色んな情報がいやでも入ってくるので、とても弾いていられない。(くらい、ややこしいのだ。) 雑念を振り払い、目を瞑り、「無」で弾くべし!!
こうして森岡万貴は、虚無僧に変身してラストナンバーを駆け抜けるのであった。
この「NEXT!」は、今回のミュージカル中、役者さんにとっても最もハードな振りが付いているダンスナンバーで、老若男女汗ビッショリ。フラフラヘトヘトになるまで踊りまくる。 格好良くキマルとスーパーかっこイイ。
なのでなおさら失敗したくない。
のに、めちゃくちゃ弾きづらい。 くぅぅぅ〜〜〜
いつかマエストロ・ソンドハイムに、この超絶難しいパターンについて直訴したいと思っている、虚無僧森岡なのであった。
|