森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2003年07月03日(木) 神秘的な持ち物

江ノ島に行く暇は無かったので、やはりプロパー(略:プロフェッショナル・パーカッション・・・我々はこう呼ぶ。)で怪しげな楽器(みたいな物)たちをハチに積んで、またしても青梅街道をひた走る。

今日は、NHK BS「美しき日本 百の風景」のレコーディング。
山口県秋吉台の鍾乳洞の映像につける音楽を創ります。

テーマは

     水

みず、、かぁ。。。
秋吉台に行ったことは、、ん〜と、確か、、無い。(あるのかも知れんが、憶えていない)
のですが、普段「月」と「水」からインスピレーションを沢山もらっている森岡万貴には、ピッタリのお題ではあります。

  番組タイトル「神秘 水の造形」

ふむふむ。神秘の水ね、いいぞいいぞ♪
存在自体がかなり神秘的な楽器たちをチョイスしてきたし、、、

イメージをムクムクと膨らませていると、プロデューサーさんに釘を刺されました。
「あんまり‘怪しげ’にならないように、お願いね♪」

・・・はい、肝に銘じておきまふ。


新宿の大ガード下で、プチ渋滞。
ちょうどお昼どきだったので、ランチに向かうOLさんが次から次へと横断歩道を渡っていく。
手には、可愛らしいお財布や、お洒落なハンドバック。

一方アチキの車には、、、
  ・前回に引き続きヒョウタンぶ〜らぶらバラフォン
  ・陶器の白い壺(中は異臭がする)
  ・巨大なレインスティック
  ・動物の骨がいっぱい吊ってあるウィンドチャイム
  ・「くらしき」と書かれた竹がいっぱい吊ってある‘お土産’
  ・貝のネックレス(←これは本当にお土産)
  ・カリンバ、、、etc...

・・・・気のせいではなく、まぎれもなく、

アイテムがどれもこれも

 怪
   し
     い 
       (涙)。。。


何かの儀式でも始まりそうな、、、

いや、神秘的なのだ、ただ、神秘的なのだアチキの持ち物はッ!!

と、自分を励まして運転し、スタジオに到着。

  あ
  れ
  ?

いつも目印にしている、スタジオ1Fのラーメン屋が、今日から居酒屋に変身していた。
この辺りの店舗の生き残り競争は、とても激しい。
オープンしたての居酒屋の看板には、

「ランチサービス(3時まで) スパイシーな牛スジ煮込みカレー ¥590」

と書いてある。
         めちゃくちゃソソラレルー☆!!

居酒屋のランチって、アタリ(安くて旨い)が多いからなぁ。。
気になる。。。牛スジカレー。。。。
でも3時までには仕事終わんないだろうなぁ。。

牛スジカレー惑星の引力に吸い込まれそうになりながらも、なんとか我慢して、怪し、、いや、神秘的な楽器たちを搬入する。
スタジオに入ると、やはり皆さん「牛スジカレー」のことが気になっていたようで、スタジオ内の話題を独占!(私が騒いでいたからだけど。)
NHKプロデューサーのTさんも、かなり興味を惹かれているご様子。
セッティングが終わる頃、某シンセ先生も到着。やはり牛スジカレーをチェックしていたようである。

レコーディングスタート。
えーと、なになに、神秘の牛スジカレー、、

じゃなかった、神秘の水、ね。
よし。

シンセ先生が弾いたPAD系のベースサウンドの上に、
 ↓
アチキが巨大なレインスティックを乗せる。(こうやって書くと、ほんとに乗せてるみたい)(音を、です。)
 ↓
その上に、白い壺を乗せる。(中が臭い)
 ↓
 ↓プレイバック中;ちょっとバチバチ平手打ちしすぎかなぁ。。
 ↓
もうちょっとソフトな感じでインプロしてみる(臭い)
 ↓
 ↓このテイク採用。
 ↓
その上に、バラフォンを乗せる。
 ↓
 ↓プレイバック中;ちょっとイメージがトンガリすぎかなぁ。。
 ↓
もっとユル〜いヌル〜い感じでアドリブしてみる。怪しくなりすぎない、怪しくなりすぎないようにっと、、、
 ↓
 ↓プレイバック中;これはありでしょ♪
 ↓
その上に、
  ・動物の骨がいっぱい吊ってあるウィンドチャイム
  ・「くらしき」と書かれた竹がいっぱい吊ってある‘お土産’
  ・貝のネックレス(←これは本当にお土産)
をスパイスとして効かせる。
 ↓
 ↓プレイバック中;うんうん♪
 ↓
出来上がり♪
・・・なんだかこの作業って、、、

                   カレー作ってるみたい(←まだ引きずっている)

【ここで一句】

「音楽は、
      料理に似ている
                牛スジカレー」



空腹のまま、2パターン目のレコーディングに突入。


今度は、アチキがカリンバ(アフリカ産・親指ピアノ)のアルペジオでベースサウンドを作る。
 ↓
アチキの腹の虫の声までレコーディングされる。

ーーーーーーーー(中断:買出し)(TさんEさん、ごめんなさい)ーーーーーーー
           ↑
       (R:変な所で略さないようにね。)

麦茶とクラッカーでなんとか腹の虫を宥めて、もう一度カリンバを弾く
 ↓
 ↓プレイバック中;シズル(わざとノイズ音が出るようにしてあるのです)がちょっとうるさいなぁ。。
 ↓
セロテープでシズル(←おおたかさんじゃありませんよ)をミュートして、何度かチャレンジ
 ↓
 ↓アチキの親指がひび割れる。(痛い)
 ↓
我慢!
 ↓
 ↓OKテイク!
 ↓
その上に、白い壺を乗せる。(中がまだ臭い)
 ↓
 ↓プレイバック中;だんだん壺の扱いに慣れてきて、良き感じ♪(でも臭い)(←それにも慣れた)
 ↓
その上に、バラフォンでアドリブしてみる。怪しくなりすぎない、怪しくなりすぎないようにっと、、、
 ↓
 ↓プレイバック中;ピッチが全然違うので、かなり‘ありえない’ことになっている。
 ↓
気持ち悪いので、バラフォンは却下。
 ↓
気を取り直して、
  ・動物の骨がいっぱい吊ってあるウィンドチャイム
  ・「くらしき」と書かれた竹がいっぱい吊ってある‘お土産’
  ・貝のネックレス
で、キラキラシャラシャラ感をプラス☆
 ↓
その上に、シンセ先生がPAD系サウンドを乗せる
 ↓
 ↓プレイバック中;おー、素敵素敵!
 ↓
2品目、出来上がり♪


無事、2パターンのレコーディング終了!
今、何時っ!?☆
・・・とっくに3時は過ぎておりました。。。

     牛スジカレー・・・・・

を食べ損なう。
そうだ!明日も別のレコーディングでここに来るから、少し早めに来て食べよう!そうしよう!!
NHKプロデューサーTさんと固く誓い合ったのでした。
    わーい♪ウキウキ♪


さ、彼らを、お家に帰してあげなくちゃ。
怪し、、いや、神秘的な楽器たちをハチに積んで、呪文を唱えながらアフター5の新宿大ガード下で信号待ち。

神秘的なのだ、ただ、神秘的なのだアチキの持ち物は・・・・(ブツブツ)


maki morioka |HomePage

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