青春の思ひで。
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2001年10月07日(日) |
「知ってる?女がさよならを言うのは命がけなんだよ」 |
……………………。
そう。「命がけ」なのかも。
いや、「命がけ」です。
彼は「どうして彼女があんなに強く、淀みなく澄み切った口調で別れを切り出せるのかわからない。どうしてあんなに強いのだろう。どうして男はこんなに弱いのだろう」と言った。
彼女は「そうしないといけない、と思ったから。言った」と。
彼女は言った。
「さようなら」
命がけで。
ねぇ、どうしてそんなに強いの?
あたしなら、言えない。
命がけの「さよなら」
彼と彼女は、別に恋愛関係ではない。 だけど、彼女は別れを選び、彼も受け取った。
愛だの恋だの、そんなものがくだらないとさえ思えるほどの彼らの絆が失われてしまったことは、ほんとうにもったいない。
彼がメールで呟いた「どうしてあんなにも……」が手にとるように想像できる。
「最後まで彼女が強く見えて仕方なかった」
最後、と言うのね……。 あなたも決めてしまったのね。
「彼はあたしのなかでなくなった」 その喪失を選ばなければならないほどの存在。
あたしは第三者で何も言えないけれど。
それでも、離れずいてほしかった。 ずっと、うらやましかった。 その、絆。
あたしなら、言えない。 命がけの「さよなら」なんて。
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