青春の思ひで。
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命がけで「さよなら」を言った彼女。 命がけでそれを受け止めてしまった彼。
そのふたりがその後どうなったかと言うと。
彼は命がけで彼女を取り戻したようです。
彼は尊敬する男友達です。 彼はいつも謙遜してあたしを過大評価して「君と話していると、自分は馬鹿だと考えるよ」と言いますが。 彼を「ばか」だなんて思ったことは「彼女」について以外はありません。 とんでもないですよ、あたしの尊敬するひと。
彼女がね、「さよなら」を言った後もすごく気にしてたの、彼のことを。 「彼は弱いから……」 「弱いところを人に見せるのを嫌がる人だから……」 「たぶん誰にも相談できなくて苦しい思いをしていると思う」 「……心配だよ」
ねぇ、少しあたしに話してくれたよね。 うれしかったよ。 だから、あたしも貴方に言うことができたよ。
「弱さを見せる強さを持って欲しい。彼女が言ってました。今がそのときだとあたしは思います」
やっぱり彼は強い人でした。 ほんとうに失いたくないものをプライドを捨てて守れる人でした。
えらそうなこと言ってごめんね。 あたしのほうこそ、プライドを捨てる強さを持っていない。
ねえ。 あたしも頑張るよ。 貴方があたしを誇ってくれる。 なら、その誇りに恥じないように。 あたしも頑張る。
ありがとう。
彼女を取り戻してくれてありがとう。
あたしに気付かせてくれてありがとう。
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