青春の思ひで。
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今朝のニュースで知りました。
21歳の女の子が殺されたそうです。
「被害者をよく知る近所の方の話」とワイドショーでおばさんが話していた言葉を何気なく聞いていたら、、、
……地元の言葉だったんです。
あたしの愛して、憎んでやまない故郷の言葉です。
瞬間。 頭が真っ白になりました。
地名を見て、女の子が埋められていたという現場を見て、手にとるようにわかるんです。
ああ。
友達は、あの横の道を毎日自転車で走って高校に通ってました。
友達の家に遊びに行くのに何度あの横を通っただろう。 小中学校の遠足で、何度あの場所に行っただろう。
被害者は友達と同じ大学です。 その大学にも何度も行きました。 (と、言うか受験しました、あたしも)
あたしが、今まで生きてきて、歩いてきて、友達と話をしたり、受験に苦しんだり、笑ったり笑ったり笑ったり…………。
その同じ時間軸上のどこかにいた彼女はもういない。
ああいう形で理不尽に生を奪われて。
弟の、友達のお姉さんの友達、だったそうです。
あたしは、東京の空の下にいます。 JRで30分も行けば不夜城都市東京都心です。 ネオンがけばけばしく光る街。 人は蟻のように沸いていて。 あの街で今も凶悪な犯罪は起きています。 アンダーグラウンド。
でも、あたしは生きています。 生きています。 生きています。
あの田舎にいようとこの大都会にいようと。 死ぬときは死んでしまうんです。
だから、ここにいさせてください。
ここで生きて死ぬことを選びました。
ここで死なせてください。
あたしの死ぬ場所は土の上じゃなく、自然豊かなあの場所でなく、冷たいコンクリートの上なんです。
あたしは生きています。 ここで、生きています。
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