青春の思ひで。

DiaryINDEXpastwill
前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL


2002年01月23日(水) お友達のみなさま。

「あたし」から掛かってきた電話は受け取らないで下さい。

「あたし」が送ったメールも読まずに削除して下さい。

携帯電話を紛失しました。
現在、鋭意捜索中。


携帯電話ごときをなくしたぐらいで。
「なんだよ」と言われるかもしれませんが。
落ち込みました。
へこみました。
もういや。
全部いや。
開き直って必修の単位を落としてやりました。
携帯がないのに勉強なんかできるか。

暗記は得意だったけれど。
携帯を持つようになってから、ひとさまの電話番号を覚えれなくなりました。
メールアドレスはうろ覚えしているような気もするけれど。
ごめんなさい。
誰ひとり電話番号を覚えていません。
実家の電話番号は覚えていても、親の携帯番号は覚えていません。
それなら当然のようにして、高校からの友達の番号も、大学での友達の番号も覚えておりません。

あたしが覚えている唯一の番号は「あなた」のだけです。
もう10日以上も使ってないけれど。
まだ覚えてましたよ。

あたしも時代に汚されたものです。携帯がないと生きていけない、だなんて。
でも、心細くて。
心細くて。
誰かに話を聞いてもらいたくて。

……使えない番号を覚えていて何の意味があるんでしょうね。


私信。
たったひとりのひとへ。
「ごめんね。生きてます。約束やぶってばっかりだね。ごめんね。ほんとはメールなり電話なりすればいいんだけどね。ごめんね。ちょっと自分のことだけでいっぱいいっぱい。
ごめんね。もう少し待って」


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

My追加