青春の思ひで。
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2004年09月11日(土) |
あの日から、零の場所から連なる世界の片隅で。 |
この積み重ねが、歴史なのだ。 人間の、歴史なのだ。
あの日が特殊なわけではない。
あの日の前にも、あの日と同じような日々を重ねて、あの日に繋がったのだ。 そして、あの日以降も、世界は変質しつつ、あの日に繋がり、また同じ日を迎えているのだ。 世界中で。 今も。
3000余人の人間の、無数の塵芥があの場所に新しい大地を作る。 これからも。 ひとつの思惑が、世界に繋がって、世界は変わる。 3000余人の人間と愛し愛された無数の人間の無数の想いが重なって、また今日のこの日を迎える。
わたくしたちは。 あの日があったことを忘れてはならないし、あの日以前にも忘れてはならない日々があったことを。 これからも続いていくだろうことを。
この耐えられない重さを、蓄積しながらも歴史は折れることなく崩れることなく、ここまでやってきた。
そして否が応にもその重さに曲がりつつそびえたつ歴史を受け止めてしまったわたくしたちのために。
そして否が応にも歴史という断層の砂塵となった彼らの、そして明日のわたくしたちのために。
祈るのは彼らのためだ。 祈るのはわたくしのためだ。
世界は変わった。 世界は変わらない。 世界は止まらない。 世界は終わらない。 明日も明後日もまた続くのだ。
悪夢のようなあの日の続き。 悪夢のようなあの日よりも前のあの日の続き。 悪夢のようなあの日の続きのあの日の続き。
わたくしたちは、忘れない。 忘れられないから。 忘れてはいけないから。
3年目にして初めてあの日で泣いた。
自分のために。
今日は。 祈る。
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