酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2002年10月22日(火) 紅と蒼の恐怖

 豪華作家陣による書下ろしホラー・アンソロジー。アンソロジーのよいところは未読の作家さんの作品に触れることができること。そこからまたその作家さんのご本を読むようになる訳でv
 今回、読んでみようと思いながら、いまだ未読作家さんのおひとり北川歩実さんの「心の眼鏡」を読むことができました。ふーん北川さんってこういう文章をお書きになるのね。また長編にチャレンジさせていただこうっと。
 9人の作家さんの作品が載っていて、どの作品もそれぞれになかなかおもしろいです。「リカ」でデビューされた五十嵐貴久さんの「嗜虐」、これはよい。かなりエロですが、最後への持っていき方が好き。あと倉坂鬼一郎さんの「分析不能」、これは怖いですー。ヒロインの立場になって考えると発狂もんです。
 ほかにも柴田さんや牧野さんもご登場されていて、中身の濃い一冊です。

『紅と蒼の恐怖』 2002.9.5. 祥伝社 NON NOVEL



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