酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年12月01日(木) |
『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』 秋山香乃 |
新撰組の副長助勤の井上源三郎は35歳。故郷・日野の剣術道場試衛館の仲間たちと将軍家を守っていた。江戸の町はお祭り騒ぎで毎日ちょっとした事件に事欠かない。人のいい源三郎は、事件に関わっては土方歳三に怒られている・・・
花火のようにパッと華やかにはじけて散ったかのような新撰組。彼らのことはNHKの大河ドラマで知った気分になっています。不思議なもので、多少の解釈の違いはあれども、登場人物たちの横顔はなんとなしに定められているようです。中でも地味だケレドモ、心優しく面倒見の良い源さんはヤッパリ小説の中でも面倒見がよくトッテモ優しかったです(笑)。彼らがあの時代になにを思い、なにを目指して生きたのか、本当のところは彼らにしかわからない・・・彼らにすらわからなくなっていたのかもしれませんねぇ。そんな流れの中で源さんが身近に起こる事件を源さんらしく解決していく物語でした。ほのぼのと心に温かな良い物語にございましたよ。源さんの淡い恋模様が素敵だったv
「なんもえらいことあらしまへんえ。人は誰だって生きていかなあかん思うたら、なんとかしていくもんどす」
『新撰組捕物帖 源さんの事件簿』 2005.10.30. 秋山香乃 河出書房新社
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