酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年04月19日(水) 『お見世出し』 森山東

 京都に出張に来た私は同期にお茶屋へ連れて行かれる。お茶屋とは舞妓遊びが出来る場所。未踏の場所へ恐る恐る足を踏み込み、可愛らしい舞妓・小梅と出会う。八月八日にお見世出しをしたと言う小梅が語り始めた恐怖の物語・・・

 京都と言う街の魅力は多々あれど、私は何より血みどろの歴史に魅力を感じます。怨念と怨みの渦巻く京都、ふと迷い込んだらもう戻れないような、そんな街。この『お見世出し』は京都の中でも狭い舞妓さんの世界を描いていて、不気味でありそうで本当に怖かった。さすがはホラー大賞です。

「六道さんの迎え鐘の日どす。つまり、地獄の釜の蓋があいてる日どす。こんな日でもよろしおすんやね?」

『お見世出し』 2004.11.10. 森山東 角川ホラー文庫



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