酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2006年06月07日(水) |
『続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム』 山田宗樹 |
笙は人生に迷ってしまっていた。就職に失敗、夢も目的もなくフリーターな毎日。恋人だった明日香は医者になる夢を追いかけ、笙と別れ、佐賀県の医大に入学しなおしていた。ある日、自分の歴史を売っている(下着など)ファニーフェイスのユリと知り合い、彼女に連れられて彼女の劇団へ行く。劇団の主催者ミックさんは一風代わった年齢不詳の男。笙は成り行きから舞台に立つこととなり、演じる魔力に取り付かれて行く。明日香は年下の彼氏に学生結婚を申し込まれ、悩み戸惑う。大きな病院の跡取息子である彼との結婚は玉の輿。しかし、明日香の医療への夢はソコとは違う方向を示していた。笙と明日香の生きる道は・・・
『続・嫌われ松子の一生』と言うタイトルなので、アノ川尻松子さんをどうやって登場させるのか興味深々で読みました。『嫌われ松子の一生』で松子の人生を辿る松子の甥・川尻笙のその後の人生を描くと言う形でした。まぁ、確かに松子のことを笙くんは追想するケレドモ・・・うーん。物語は面白かったです。嫌われ松子でナイスキャラだった沢村めぐみ姐さんもしっかり登場してくれて笙にいろんな言葉を伝えてくれるから。沢村姐さんは松子の分身みたいなもので粋で素敵な女性。こういうふうに年を重ねたいというカッコよさがあります。笙も明日香もトテモいい子で、人生に迷いながら悩みながら自分の生きる道を見つけてまっすぐに進もうとする・・・ほんと気持ちいいほどに、羨ましいほどに。笙と明日香のその後をまた読みたい。『続々・嫌われ松子の一生』で(笑)v
「世の中の人がぜんぶ、自分と同じわけじゃない。よく考えたら、そんなの当たり前だよね。価値観、習慣、その他、みんな違うってことを、まず認める。認めた上で、その違いを尊重し、受け入れる。・・・・・・そう、共感じゃなくて、尊重するんだよ」
『続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム』 2006.5.20. 山田宗樹 幻冬舎
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