夕暮れの町に取り残されて、僕は、只々さまよい歩く…。いずれ、暗闇が訪れ、僕の心の中に闇の使者が、やってくる。「キミは、この世界に必要ない…。」「キミの存在自体に何の価値もない…。」僕は、小さくうなずき、使者の後をついて逝く。何もない橋を渡ろう。空を歩こう。そして…。僕は、今日も病院のベットの上。真っ白な天井を見上げながら、暗闇が訪れるのを待つ…。