いつもと同じ日常に嫌気がさして、何か、特別な物を探して旅に出た。ずっとずっと西に進む。歩いてずっとずっと…。太陽は、私の背中を焼いて、得意げに笑う。私は、ムッとしながら、それでも西に進む…。太陽にも、追い抜かれ、あたりが月の光に包まれる…。明るくて、とても優しい光。私は、この光を求めていたのかも知れない…。