絵童飛鳥のエッセイ
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山姥
A> いつから、僕は変わった? あの日から、僕は変わったのか?
B> 君は、いつもと同じだよ。 なにも変わっていないさ!
A> そんなことは無い。 僕は変わった。変わったんだ。 昔の僕はここにはいないんだよ。
B> 昔の僕ってなんだ? 昔の僕って、どんな君だ?
A> それは…。どうしようもない、だめな僕さ…。
B> 今の君は、まともになったのかい? 君は、だめなままじゃないか!
A> そう、僕は、だめな奴さ。 でも、変わったんだ…。
B> 変わっていないさ…。だって、僕は君なんだから。 僕と君は、同じだろ? 僕は、君。君は、僕なんだ。 変わるわけがないだろ?
この後、どちらかが、どちらかを殺したのであった…。 そして、生き残った彼は、自我を失う…。 真っ暗な闇へ…。永遠の地獄へ…。
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