ぐっどないとみゅうじっく
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12日。 林矢子@池ノ上ボブテイル 自分の中でずっと苦手だった『空を越えて』が形になったと思う。 でも、まずまずじゃダメなんだ。 曲の良し悪しよりも、自分のテンションが低かった。 『胡蝶と夢』の弾き語りを隣で聴いていて またいい唄に出会えたなぁと感じる。
16日。 NOWHERE@下北沢Que 塚本晃がソロ名義を捨て、NOWHEREとしてのデビューライブ。 いつもと何ら変わりのない3人だけど、どこか嬉しそうにも見えた。 長い間、一緒に暮らして来たふたりが結婚したような そんな感じだろうか。 同じコード展開の中で『名もなき花』から『終わるまで始まり』の流れが すばらしく、自分がいるその場所を忘れてしまう。 そのどこでもない場所が彼らの音楽なんだろう。 ライブ後、SEで流れていた『希望』という新曲を聴いただけで 今度出るアルバムのよさが充分伝わってきた。
17日。 すかんち@渋谷AX 一度、解散したバンドのライブなんて観たくない! なんて思いつつも、きちんと先行予約でチケットを買ってしまった…。 全体的にポップで明るいすかんちといった1st、2ndあたりの選曲が多かった。 もっと彼らが持っている暗く切ない曲とかも聴きたかったけど お祭り的なライブにそれは期待しすぎだったかも。 キーボードのドクター田中は藤井隆のマシュー南にそっくりで もしや藤井隆のルーツなのか?とライブ中考えていたら ローリーも同じようなことを言っていた。 10年後にまた観たい。
19日。 林矢子@文化学院講堂 ここ最近の中のライブで一番緊張し、一番心地がよかった。 大勢のお客さんが聴いてくれたのもそのひとつだと思う。 リハーサルをしている時から、演奏自体が気持ちよく この講堂がなくなってしまうことを本当に惜しんだ。 何より、この企画をした熊澤段くんの行動力、計画性には脱帽。 彼は「趣味だから」と言ってはいたけど、誰にでもできるものじゃあない。 イベントは観るのも演るのも結構ダラダラとしてしまって 前から好きでなかったのだけど、これならいくらでも出たい。 お客さんも同士も久々の友だちと逢ったり、同窓会的な懐かしさはあっただろうけど 身内ウケな所はひとつもなく、学校とは無関係な人が観てもいいライブだったと思う。 現に僕がそのひとり。 この学校に通っていれば自分の何か変わっていたのかもと 嫉妬をさせてくれるようなすてきな学校での一日だった。
この日一番の嘆きは僕のすそからステテコが見えていたこと…。
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