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2009年05月16日(土) スッカラカン

先月の家庭訪問のとき
ADHDのことを先生に言わないでほしいと頼んできた。

「今までADHDだから大目にみてもらえてたことが沢山あるねんで?言わなかったら叱られまくって学校行きたくなくなるかもしれへんよ?」

「それでもいいねん!1回ADHDって知られずにがんばってみたい!」

「わかった。じゃぁ言わんとくわ。」

でも、こういうのって前の担任から申送り書か何かで伝わるんだよね。
案の定、新担任はADHDのことも、毎朝薬を飲んでることも知っていた。

せっかく張り切ってるのにガッカリさせたくなくて
「本人は知られたくないと思ってるので知らないフリしてもらえますか?」とお願いしていた。

もうすぐ林間学校。
運悪く玉子を風邪で病院に連れて行ってるとき
先生から電話があった。
ジュニーと留守番中のコマシが取った。

父として知ってもらいたいから玉子の思いや
家庭訪問での会話はきちんと伝えていたつもり。
それなのに!

玉子と2人で帰ってきたら、

「さっき学校から電話があったで!
 林間のとき薬はどうしたらいいですか?やって。
 玉子君は薬を飲んでることを知られたくないと思ってるから、
 僕はどうしたらいいでしょう??やって!」

私、顔真っ青。

「ちょっちょっと、黙って!黙って!」

「何?俺おかしいこと言うてるか?
 玉子が知られたくないと思ってるのに
 僕はどうしたらいいでしょうって言ってるねんで?」

なんで玉子の前で言うの?とも言えず・・・

「だから黙っていってるでしょ!」

怒鳴ってしまった。
そしたら玉子が察して「玉子のことはいいから!」
ケンカしてほしくないのだろう。

「先生、前の○○先生から聞いていたんだろうね。」

よく考えたら"知られたくないと思ってるのに"なんてキーワード
私が話したのバレバレだ。母親への信頼を揺らがす行為だ。

コマシは私が怒ってる理由をまだ理解できず
私から玉子へシフトし「知られたくないのに」連発。

呆れかえるほどのバカ!
頭を叩いてしまった。

「ちょっと玉子。あっちの部屋に行ってて。」

「先生は知らないフリしてくれてたのに何でバラすの?
 何で玉子の前で言うの?」

当たり前のこと。そのまんまのこと。
やっと分かったみたいで涙目。

何考えているんだ。本当に!
子育てに対する温度差なのかな?

でも奴はすぐにこのことを忘れるし
私の驚き怒りは胸に響かないだろう。

その後、もうすぐジュニーがハイハイするだろうから
リビングのカーペットを新調した。
3人で部屋のものをいったん別の部屋に移動させ
新しいカーペットを敷いた。

スッカラカンの部屋を見てコマシは
「鳥がいなくなった。」を2回言う。

「は?何が言いたいの?」

「そんな言葉ない?」

「さぁ?鳥?閑古鳥?意味不明。」

呆れかえるほどのバカ!
コマシは頭がスッカラカンなのでは?


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