ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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2002年03月14日(木) | 夢を見た。 |
現実と虚構の区別がいよいよつかなくなってまいりました(ワー!) でもそれはそれでいいよ。むしろ喜ばしいことです。 そのうちわたしのなかが(こころ、とも言うのかな)、うそっこの、お話の、現実にはありえない物事で満たされていき、わたしも現実から逃げつづけることのらくちんさを知ってしまい、もう元に戻れなくなってしまうに違いない。 そしてわたし自身がお話の世界の人物になるんだ。 そしたらわたし、王子様に会いにいこう。 夢の王子様。 でも、王子様に会ってもわたしはわたし。 ぜんぜんかわいくなければ、賢くもない。スタイルも良くないし、みんなを喜ばせられないし、人を傷つけるし、平気でうそをつくし、そのくせあとからものすごく後悔するし、「それに、それに」って言葉をいくつつなげても、言い切れないぐらいのダメなやつだ。 でも、そこはうそっこの世界だから、わたしはわたしを完璧な人間に変えられる。 かわいくって、いつも美しい微笑をその完璧な顔に浮かべる、いい匂いの、女の人になれる。 あぁ、はやくお迎えがくるといい。 そしたらわたし、かぐや姫みたいに、現実の世界にいたい、なんて絶対に言わない。 「わかったわ」なんて、いつも使わない言葉遣いでまわりの人を驚かせて、お迎えの人たちに付いていく。 |
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