僕は幸せだった抱えている荷物は肩に食い込んでとても重かったけれど僕は幸せだった幸せだという事実に気付かないまま小さくて暖かな幸せの中にいた僕は幸せだった何より君がいた君が僕を笑顔にしてくれたそして一年後僕は幸せじゃない張り裂けそうな心を必死で宥めながら超音速のように流れる時の中で独り蹲る僕は幸せじゃない幸せじゃないという事実は考えなくても僕の心に重く圧し掛かった僕は幸せじゃない何より君がいない君が恋しい恋しくて恋しくて気が狂いそうな僕が今此処にいる