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2007年03月15日(木)
きみの好きなとこ(RO、斬玖×フローラのおのろけ話)
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「・・・斬玖さん・・・。何をやってやがりますの・・・?」 「いやっ!こ、これは違うんだ!!モチツk・・・」 「問答無用!!武士なら言い訳しないでくださいましいいいい!!!」
ちゅどーん
モロクの中央のオアシス、やや北よりの場所でホーリーライトが爆発する。 爆発の主はその場所を溜まり場としているギルドメンバーのハイプリースト・フローラ。 彼女は夫の浮気現場(?)を発見して怒り出し、いとこのマヨ(リンカー)からプリ魂を受けて渾身の力を込めたホーリーライトを夫の斬玖に繰り出した。 もとよりエクソシストとしての力(INT)を通常のハイプリーストよりも磨いていた彼女のホーリーライトの力はすさまじい。しかもさらにプリ魂によりホーリーライトの威力は5倍になる。ギルドの盾と名高い斬玖すらも吹き飛ばしてしまった。
「・・・わんこ、セーブポイントまでふっとんでいっちゃったよ?」
ゼィハァと肩を上下させて息を整えるフローラの後姿に、同じギルドのプロフェッサー・クリスは話しかける。 フローラは振り返ってまだ息を整えていながらにっこりと微笑んで答えた。
「ニブルヘイムまで�鼎任い辰舛泙─△辰討い�勢いでふっとばしましたものw」
あはは、とその冗談に聞こえる本気にいつものことと割り切ってクリスは笑う。
「まあ、冷静になって。離婚するなら悔いのないようにね。なんせ2.5Mかかるんだから。」 「そうですわよね。あたしから離婚した場合、あたしがその2.5M全額負担しなきゃなりませんものね。」 「うん、じゃあまずは相手を大ッ嫌いになるところから始めてみようか。」
いつもの冗談に輪をかけて楽しそうにクリスが提案を出す。 フローラもその話題に乗ってきた。
「そうですわねぇ・・・。優柔不断なとこ!」 「あぁ、確かに。」 「でも、優しすぎるから優柔不断ってことなのですわ・・・」 「まぁ、フローラさんも効率省みず辻支援しちゃう性格だからそういうところはどっちもどっちだね。・・・他に嫌いなところは?」 「後先考えずに行動するのは時々腹が立ちますわね・・・。ペコは速いんだから、先先行ってしまわれたら支援が切れるのは当然ですわ!」 「それに対して斬玖さんは文句言ってるわけじゃないけどねw」 「でも!『支援』って言いながら戻ってきたらちょっとムカつきましてよ!?」 「あはは。本人は別に悪気があって言ってるわけじゃないんだけどねぇw」 「・・・・・・〜〜〜〜・・・!!!」
クリスが誘導している愚痴なのに、そのクリスによってことごとく否定され、フローラはイライラをさらに募らせてしまい言葉にならぬ思いをうならせる。
「・・・クリスさん、ナニが言いたいんですの?」
クリスの意図を確かめるフローラ。 クリスはというとケロっとサラっと難なく答えた。
「だって、結局はフローラさん、斬玖さんのこと大好きだから別れる事ないでしょ?!」
なんともないようにクリスにそう答えられてフローラはぐっと言葉につまった。
「斬玖さんが女慣れしてなくてちょっと言い寄られてその気になってしまうバカなところも『しょうがないわんこ』なんて思って結局は許してしまってるじゃない、いつも。」
まったくもってその通り。 これまで鎖国体制が強いられていたアマツの武家の出身である斬玖は女慣れしていないのは周知の事実。 ましてや、アマツの女性なんぞはミッドガルドやシュヴァルツバルトの女性と違い控えめなのでアマツ生まれアマツ育ちの斬玖にとってどの女性も刺激的で冒険者初期は大層困惑させられたという。 斬玖がフローラに結婚を申し込む事になったのも、そういった斬玖の女性なれしていない面が輪をかけてしまったというのも大いにあるのだ。
「・・・腹が立つくらい正解ですわ・・・。」 「でしょw」
がっくりと肩を落とし降参の意を示すフローラに対して満足げにクリスはピースサインを送った。
「じゃあさ、きっとしばらくしたら仲直りしようと斬玖さん、土下座しにくるからさ。・・・次は相手の好きなところ挙げてみない?」 「・・・クリスさんも、オッズさんの好きなところ挙げてくださいませよ?」 「なっ、なんでっ!?」 「だって、アタシばっかりのろけていては不公平じゃございません?クリスさんもご一緒にどうぞ。」 「うう、遠慮しとくよぅ・・・。」 「拒否権はございませんわ。一度、クリスさんの口からおのろけを聞いてみたいと思っておりましたのv」
先ほどとは立場が逆転して楽しそうに話すフローラととても困ったような顔をするクリス。 そのうち、ふっとばされた斬玖が起きてオッズと共にまたここに戻ってくるだろう。
それまでは、二人だけのひみつでおのろけ話が披露される。
想いが募るほどに、直接顔見ては言えない。 君の好きなところなんて、数え切れないほどあるのに・・・。
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