+.゜*.。鳥籠の夢。.*゜.+
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独りでも平気って思った
だから君にメールも電話もしないでいた
でも、君からの留守番メッセージを見つけたら
あぁ…ダメだ…
君の声を
聴きたくて聴きたくて聴きたくて
再生ボタンを繰り返し押してしまう
何度も何度も何度も
どうして言えないんだろう。
素直に『さみしい』って。
それで今日もあの人を怒らせた。
X'masの魔法も解けた
26日の夜中の電話。
宝石も指輪も香水も服も…何もいらない
私の欲しかったものはそんなんじゃない
私はただ、貴方の微笑みが欲しかっただけ
ほんの一瞬でいいから
貴方の微笑みが欲しかっただけ
それだけでよかったのよ?
でも
それさえも貰うことはできなかったわ
もつれた赤い糸
ほどこうとしたら
その糸はあまりにも細くて
切れてしまいそうで怖かった
けど
現実に切れたのは
私の指
ぽたぽた滴る私の血を吸って
赤い糸は深紅に染まる
そして
ほどけないまま
私の指を締め付けては傷つけ続ける
ほら
さらにさらに紅く紅く…
もつれた赤い糸
解こうとするのだけれど
この糸はあまりにも細くて
切れてしまいそうで
怖くて。
触れることすらできない…
惇
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