Leonna's Anahori Journal
DiaryINDEX|past|will
2003年03月31日(月) |
マリアージュ・フレール |
今日の放課後喫茶活動は、銀座すずらん通りのマリアージュ・フレールへ。 なんと今回は、創業約150年、フランス紅茶専門店老舗中の老舗ざんすよー。
--
オヤジ喫茶の探求に情熱を燃やす私とクルミ嬢にとって少々不似合いな高級店へ出かけたのは、とりあえず、これが私の最後の放課後だから。私が仕事の更新契約をしなかったため、クルミ嬢と一緒に仕事をするのは今日が最後だったのだ。
友達もできたし、喫茶活動もできるし、比較的気楽でストレも少ない仕事をなぜわざわざやめるのか。理由はたったひとつ。椅子なのだ。椅子って、つまりハンス・J・ウェグナー。今の仕事を続けていても、いつになったらウェグナーの椅子が買えるかわからないという、そういうこと。
だけど、年齢だの職能だのいろいろ考えると、この選択はかなり無謀。あとで後悔しても知らないぞーチマリスー。 いいえ、無謀は承知のうえ。とめてくれるな、おっかさん!(あ、おっかさんはもういないんだったわ)
--
マリアージュ・フレールは二階建ての路面店で、古めかしい木造の内装は本当にフランスの古い建物みたいだ。せまい螺旋階段を上がると二階がティールームになっている。
上下白い服を着た男性が注文を取りに来て、その上品でプロフェショナルな接客態度に私もクルミ嬢も大感心。何頁もあるお茶のリストの中から、アールグレー・インペリアルと、ケーキを頼む。
運ばれてきた紅茶は、カップに注いだとたんに嗅いだこともないような良い香りが漂った。いや、たしかにアール・グレーの香りには違いないんだけれど、こんな清々しくかつうっとりするような香りは初めて。アール・グレーにもピンからキリまであるのだなあ。 ケーキもただ美味しいだけではなくて、いままで味わったことのない不思議な味と香り(お酒か果物か香料)が、まさに隠し味といった程度に仕込んであった。
私たちは、やっぱり高い店は違うわ!と共通の感想を抱きながら、ゆったりとした気分で最後の放課後をしめくくった。
きのう、横浜の父の家へ向かう電車の中で「ホテル・ニューハンプシャー」の上巻を読み終わり、鞄へ放り込んできた下巻にブックカバーをかけかえた。
上巻の終盤から物語りは大きなうねりを見せ始め、強烈なソロー(悲しみの意。この物語の中では一家の飼い犬の名前でもある)の予感を孕みつつ前進している。
この物語を読んでいて感じるのは、人間は善人であれ悪人であれ、多かれ少なかれ誰しもがグロテスクな存在であるということだ。 もちろん、愛すべき滑稽さだとか、吐き気のするような冷酷さであるとか、グロテスクの内容にもいろいろあるのだが、グロテスクであることは正常な人間の属性のひとつであってグロテスクであることを恐れていては人間、やっていかれないのではないだろうか。
アーヴィングの小説を読んでいると「グロテスク?それがどうしたの?」という気になる。小さなパラダイ・ムシフト(価値観の変化)がすでにおきている。これすなわち書き手であるアーヴィングの筆力の証だと思うのだが、どうだろう。
昨夜はウルグアイ戦のあと、続けて十時半からセリエA第26節、ミラン×ユヴェントスを観た。やっと、再放送をスカパーで。
試合開始前、ミランの選手たちの顔が、全員尋常でなくなっているのに驚いた。これに負けたらスクデットの可能性が消えてしまうのだから気合いが入って当たり前と思うかもしれないけれど、あの綺羅星のごとき選手達が全員気迫の塊みたいになってあらわれたのだから、キックオフ以前から、それはもうちょっとスゴイ雰囲気だったのだ。
で、フツーにやってもスゴイひとたちが、死ぬ気でやったらどうなるか?
ミランDFの高い位置でのパスカットに、特に前半、ユヴェントスは苦しめられた。後半はミランGKジーダの好セーヴが光った。ルイ・コスタのドリブル〜三拍子をきざみながら足を引きずるような彼独特のドリブル〜でさえ、いつもの倍のスピードで敵の中央を突破していった。
そして、まるで全速力で走る重戦車のようシェフチェンコ(彼が通ったあとには彼を止められなかった相手選手がバタバタと倒れていた)。 そのシェヴァが、前半4分に最初のゴールを決める。
しかしすぐそのあと、10分にネドヴェドのFKから1点を奪い返すユヴェントス(ネドヴェド、あの男は危険だ!)。しかし前半25分、再びピルロからのパスを受けたピッポ・インザギがエリア内でなんとかボールをコントロールして執念の勝ち越し点。結局これが決勝点となった。
特筆すべきは、シェヴァ、ピッポ、双方とも絵に描いたような美しいシュートではなく、ゴール前のボールにしつこく食らいつき、苦労しながらも何とか流し込んで得点をあげたということだろう。この優れたストライカー二人のゴールへの執念がミランを優勝争いの圏内に踏みとどまらせた。
はっきり言って、こういう試合を観るために私はサッカーを、セリエAを観続けているのだ。そう言いたくなるようなミランの戦いっぷりだった。ふぅ(さすがに疲れました)。
まもまく始まるサッカー国際親善試合、日本×ウルグアイですが。
みなさん!ウルグアイ代表といえば誰ですか?
そうです、私の大大大好きな!インテルのMF! 魅惑のドリブル突破&アンタッチャブルシュートの! そして、顔はちょっとネズミ男似の!(いらんこと言うなッ) アルバロ・レコバくんでぇ〜す!
わーいわーい、熱烈歓迎、アルバロ・レコバ。 でも、ほかにどんな選手がいるのかぜーんぜんわからないんだな、ウルグアイ。
で、調べてみて驚きました。 マンUのフォルラン、あの新進気鋭の金髪FWて、ウルグアイのひとだったのね?! うわ、ますます楽しみになったよ、日本×ウルグアイ。 しかしとても同国人にはみえませんなぁ、レコバとフォルラン(あ、またいらんことを書いてしまった)。
なおウルグアイには他にもマルセロ・サラジェタ(ユヴェントス)、ジャンニ・ギグー(ローマ)、フェデリコ・マガジャネス(トリノ)、ダリオ・シルヴァ(マラガ)、等々の選手がおります。
結論: 外見だけでウルグアイ人を見分けるのは無理。
--
いま8時53分。日本×ウルグアイ、2−2のドローで終わったばかりです。
やはりきましたね、フォルラン。ウルグアイの1点目。 ゴールきめたあと、しっかりユニフォームの裾をくわえて、割れたムネハラの誇示も忘れず(あれはたしかマンUでもやってました)。
日本はあれだけ敵のゴール前へ詰め寄りながら、決定打がなかなか出ず結局引き分け。それだけに、稲本のゴールはカタルシスでしたが。アレックスは、ちょっと線が細い感じがしたなぁ…
川口がハンブルしたコーナーキック、蹴ったのはレコバですが、コースだけ見ると取れそうだけれど、リプレイをよくみると、あの球にはイヤラシ〜イ回転がかかってましたね。恐るべしレコバ。
今日はレコバのドリブル突破があまり見られず残念だったのですが、この変な回転のかかったボールを今しがたスポーツニュースの映像で確認して満足そうにうなづいている私。一体どちらの応援だったのか…
次は圧勝してください。応援してます、ジーコジャパン。いやホントに(笑)
米軍が、イラク攻撃に劣化ウラン弾を使用したことを認めた。 ・・・だから言わんこっちゃない! とにかく劣化ウラン弾は使っちゃあダメだってば! よその国の大量破壊兵器にはひどく神経質なくせに、平気で放射能まき散らしてからに… --
(以下、攻撃開始まえにチマリス掲示板へ書き込んだものから抄録)
◎劣化ウラン弾について(3月4日)
アメリカが湾岸戦争で使用した劣化ウラン弾は、すでにイラクの子供達に 大きな被害をもたらしています。 なかには「あれはリッパな核戦争だった」という人までいる。 しかしアメリカは科学者や医療関係者等の示すデータにも 「ウラン弾のせいではない」といって耳を貸さない。
原爆のような規模や破壊力はないけれど、土壌や地下水を汚染し、 長時間かけてじわじわとその地域の人を弱らせる劣化ウラン弾の被害は 本当に悲惨なものです。 多くの国が保持しているのならなおのこと、この危険な爆弾の影響力につ いて取り上げられなければならないと思います。
◎イラク攻撃反対(3月5日)
人種も宗教も違う他国の政治に、どういう状態であればどの程度介入し てよいのか?という問題がまずあります。 このことは、911テロ、何があのような憎しみを生んだのか、 その原因を考えてみればわかることです。 (イラクをそう簡単に“テロ国家”と呼んでよいのだろうかとも思う)
だからこそ、話は大量破壊兵器の有無、その査察からきちんと手順を 踏んで進んでいたのです。 なのにそのルールを無視して、国連決議に逆らってでも他国を攻撃する というアメリカに止めろというのは、むしろ当たり前のことではありま せんか?。いくらフセインが暴君だからといって何をしてもいいという ことではない。
--
なお劣化ウラン弾について詳しく知りたい方はこちらから。
検索エンジンで「劣化ウラン弾」「報告書」等のキーワードから調べてみると、さらに詳しく知ることができます。
朝方、夢に村上春樹が出てきた。
その村上春樹が、「別にどうってことない。」と言いながら日本旅館の庭にある池へ猫を投げ込んだ。 猫が溺れそうになりながら必死にこちらへ泳いできたので、痛い目にあうのを承知で右手を池の中へ入れたら、案の定、猫は思い切り私の腕にしがみついてきた。鋭い猫の爪がガシッと腕に食い込んで、アイタッと思ったところで目が覚めた。
こういう夢をみるのは、多分『ホテル・ニューパンプシャー』を読んでいることと関係があると思う。村上春樹も、死にかけた動物、びしょぬれの動物も、全てのイメージの源はアーヴィングの小説なのだ。
夢の中で訥々と話す村上春樹の声を聞きながら「あーやっぱり私がイメージしていた通りの声だ」と思っている私がいた。 そりゃそうだよね。夢なんだから、私の中にあるものしか出てこないにきまっている。
--
放課後の喫茶活動、きょうはモーツアルトでザッハトルテ。 いくらなんでも、このままでは太る。腹筋運動しようしようと思いつつ、はや三日。
ここ二日くらい、わが家で流行っている遊び。
遊び方は、まず相手に「何か頭の良さそうなこと言って」という。で、相手がどんなこと言ってもそれに対するリアクションは「ガーン!」。これだけ。
--
「ねえねえ、とうちゃん。何か頭の良さそうなこと言ってみて!」 「ブッシュがジャイアンで、ジュンイチロウはスネオだよ。」 「…ガーン!」 「ねえねえ、とうちゃん。また何か頭の良さそうなこと言ってみて!」 「オレ本当はばかだから、そんなこと言われても困る。」 「ガーン!」 「おいチマリス、今度はおまえが何か頭の良さそうなこと言ってみろ」 「んーとね、キンシチョウ。」 「ガ、ガーン!」 「チマリス、ほんとうに頭の良さそうなこと言ってみな」 「…熊のおまわりさん。」 「ガーン。」
ああ、アミノ酸ジャンキー夫婦。
のこったのこった! ミラン、優勝争いに残った!!
セリエA第26節。注目の大一番、ミラン×ユヴェントス。 ここで負けたらエウエウエウッのミランが、2−1でユーヴェに勝利! いんやぁ、えがったなぁ〜
(この試合は結果のみでまだ観ていません。シェヴァとピッポの活躍ぶりを、再放送でゆっくり楽しみたいと思います。うはうは)
“サッカー日本代表、アメリカ遠征中止に”って、あったりまえだあな。
しかし川淵キャプテンというひとも、なんというか、鬼軍曹みたいなひとだよね。
--
横浜の父の家で、一緒にイラク攻撃関連のTVを観る。 父はカート・ヴォネガットと同じ1922年の生まれで第二次大戦で徴兵され、従軍経験がある。この父、最近では私が戦争について何か意見を求めても口が重くて喋りたくないようなそぶりを見せることが多くなった。
それでも今日は、NYの人たちがテロ対策に買おうとしている防毒マスクの映像をみて「あれ着けて走るとすごく苦しいんだ、訓練のとき」と、兵隊だった頃のガスマスク体験を話してくれた。
なんでも、訓練中あまり苦しいときはマッチの軸を折って弁のところ(だかどこだか)にはさみ、空気が入ってくるようにするのだそうだ。こういうちょっとしたコツは年上の兵隊が教えてくれるらしい。それで、はさんだ軸のことを忘れてそのままにしておいた若い兵隊がガスを吸って倒れるのをみたことがある(おそらく実戦ではなく訓練中に)そうだ。
それがモラルに関することでなく“単なる思い出話”としてならば、結構楽しそう(懐かしそう)に戦争体験を語る父なのだが。訊いても答えてくれないときのその沈黙は、どんなに能弁なひとの“戦争反対論”よりも重たく感じられる。少なくとも私には。 --
しかしさぁ。 衆人環視のもと、あんなことしていいのだろうか。バクダッド。 人命が一番大事にきまってるけど、町だって建物だって、よその国の大切な財産じゃないか。
ああいうこと、ああいう破壊行為が“仕方ない”とか“当たり前”になったら、それは人としての価値観がゆがんでるってことになる。
お昼に会社の食堂へ行ったら、TVでアメリカがイラク攻撃を開始したと報じていた。むー、やはりというか、ついにというべきか…
ところが、このニュースを聞いた同じテーブルの女性がやおら株価の話を始めたのにはビックリ。いつもディズニーランドの乗り物だの、パレードだのの話をしているお母さんが、いきなり、株価。(むーむーむーむー)
この若い(主婦で派遣ワーカーの)お母さん、恐らくわれわれ日本人が“エコノミック・アニマル”と呼ばれた時代を知らない世代だと思うのだが… グッと突き上げてくる思いを押さえ込み、なんでもないような顔をして、静かーにお弁当を食べるチマリスでした。(むーむーむーむー)
--
相も変わらず放課後の喫茶活動が続いております。 きのうモーツアルト、きょう麻布茶房。明日何処行くクルミとレオナ。
さて、その麻布茶房にて。 クルミ嬢、バッグからやおら一冊の本を取り出します。有名な西原りえぞう先生の(たしか)鳥頭紀行。それの(たしか)三冊目。りえぞう先生とそのオット氏とゲッツ板谷氏が、チベット行って、三人揃って頭丸めた写真が出てる本…
実は私、西原理恵子の本を読むのは初めてだったのですが。ダメだわやっぱり。キツイの、ツライの、ツヨ過ぎるの。あんなに、あんなに私生活を切り売りして成り立っている本、つらくって、アタシ読めない…、などと言いつつ、茶房で熟読すること一時間。
「なんならお貸ししましょうか。持って帰ってゆっくり読んでいいですよ」というクルミ嬢。その申し出を丁重に断って本を返したときには、肩はこり、後頭部にはしつこい鈍痛が居座っていた。
(でもあの花田紀凱ネタには笑ったけど)
--
夜、クルミ嬢から下の画像が送られてきた。 以前話してくれた新宿駅から盗んできたアサーノのポスターの写真。壁一面を埋めるという特大ポスターの写真だ。 しかし、これをみて「フン、あたしを羨ましがらせようとしてるのねッ」などと微か(ほんの微かにだけども)思ってしまった私。これって、魂のサイバラ化、なんじゃないのか?
なんだかんだ言ったって三歩あるけばセンソーを忘れる、私も立派な鳥頭。
ああミラン、ACミラン。なんで勝てないんだろう。 レッジーナに、それも一人少ないレッジーナにスコアレスドローて…(絶句)。
ピッポがいて、リヴァウドがいて、ルイ・コスタがいて、ピルロがいて。 セードルフがいてトマソンもいて、シェヴァもいるのにドロー。しかもスコアレス。
これで三戦連続ドロー試合だよ?! この第25節、インテル、ユーヴェ、ラツィオは敵に大差をつけて順当勝ちしてるってのに…
うああああ〜、兄貴〜! マルディニ兄貴ィ〜〜〜!!
-- でも今節のパルマ、ナカタのシュートは良かった。パルマ、キエーボに0−4で大勝。逆の意味で、あんなキエーボみたことない。
テニスの帰り、文庫本を購入。以下の四冊。
『ホテル・ニューハンプシャー(上)』J・アーヴィング 『住まなきゃわからないドイツ』熊谷徹 『人と付き合う法』河盛好蔵 『レンタル(不倫)』姫野カオルコ
--
書店で浅野忠信の、文庫版の写真集を見た。 プライヴェートの写真も多く収録されていたが、その中に奥さんのチャラに甘えている(抱きついている)写真があって、私はその写真が一番好きだった。自然で。
ま、買いませんでしたけどね。こういう気持ちをいだきつつ買ったら、なんかストーカーぽいよ(笑)
--
あと久々にCDも。
カヒミ・カリィ 『K.K.WORKS 1998-2000』
5月2日にクルミ嬢と、カヒミのライヴ(渋谷AX)に行く。いまから「どんなんだろうね」と楽しみにしている。
夜、池袋で友人のバンド、Modsxのライヴ。 彼らの出演までかなり時間があるので、クルミ嬢と一緒に新宿、談話室滝沢へ。
--
談話室滝沢といえば、超電磁ミエイさんによるツワーが有名だが、私たちももちろん、このツワー記やカフェ本を読んで事前に学習をした。それで、すでにかなり知ってるつもりになっていたのだが、実際に行ってみれば、やはり発見がある。
特に印象に残ったことを二つだけ記す。
・瓦がある(多用されている)。 ・トイレのウォームレット、設定温度はやや高め。
…興味を持たれた方は、ぜひ一度お出かけになってみることをおすすめします。 --
滝沢で約二時間の談話を楽しんだあと、クルミ嬢と別れてひとり池袋へ。 AdmでModsxのライヴ。
ギター、ヴォーカルのヤノ氏のタウンゼントっぷり、キーボード、オキ氏のエマーソンっぷりが素晴らしかった! こちらも興味のある方は、ぜひ一度、実際に目と耳で確かめてみることをおすすめします。
--
それにしても。東京のようにごっちゃごちゃに人だらけの過密都市が他にあるだろうか。金曜夜の新宿、池袋は週末というより、終末の様相。
その人ごみの中を、テルミーワイテルミーワイテルミーワイ、とModsx『千のユートピア』を口ずさみながら駅へ向かって歩いた。
おとといドォ〜ン!ときてからの新たな花粉症対策。
・クリーンラインこども用(かぜと花粉両用マスク) ・持続性プレコール鼻炎用 ・アルガード鼻炎クールスプレー ・ビエンドすっきりクール飴
これにプラスして、甜茶、にがり、豆乳はいままでどおり。
プレコール(内服薬)と鼻炎用スプレーは、薬箱をさがしたら出てきた。去年買ったもの。去年までは毎日必ず出かけるというわけではなかったので、外出する日の朝だけ食後に内服薬を飲んでいたのだった。
鼻炎用スプレーは一度しか使ったことがなかった。なぜか。昨年買ったときに、鼻孔にさし込んでプシュッとやったところ鼻の奥からのどにかけて激痛が走り、半日くらい痛みがとれなかった。食べ物の味もわからなくなり、一度で懲りた。
ところがオットはこのスプレーのことを「スーッとして気持ちがいい」と言う。どうやら先月風邪をひいたときに使ってみたらしい。 気持ちがいい?あれが?不審に思った私はもう一度、使用説明書を読み直してみた。すると…
どうやら奥までさし込みすぎていたようなんですね、ノズルの先を。説明書には“ノズルを軽く鼻孔内へ入れ、…”と図入りで書いてある。 イヤ〜ン、痛いはずだわ。私、目一杯奥までノズル入れて思いっきりプッシュしてたんですもの〜
それで、この鼻炎クールスプレーを昨日からまた使うことにした。ちゃんと説明書通りに、プシュッとね。軽めにね。んふ〜、なかなか快適。
--
今日は仕事のあと、6時半から9時半までOAスクール。 明日は8時頃から池袋で友達のバンドのライヴ。 平日の夜遅い電車には、酔っぱらったオジサンが多いので嫌になっちゃう。
とうとう花粉症になってしまいました。 今朝、ドォ〜ン!と来ました。
くしゃみは出るわ、鼻は詰まるわ、声は変わるわ。 仕事場ではみんなして、それ風邪じゃないですか、絶対風邪ですよ、って…
ううん、でもね、これは花粉症。私にはわかるの。 だってちっとも寒気来ないし。それに、いくらなんでもこんな不随意運動する 鼻水、フツーの風邪ではありえないわ。
こうなったら『薬の福太郎』(←薬局名です)で花粉症グッズ物色したるぞ、 買うたるぞー
(ううう、何のための豆乳、何のための甜茶だったのか…)
2003年03月10日(月) |
放課後、オヤジ喫茶で |
今日からまた仕事。 帰り道、クルミ嬢と以前から目をつけていた駅前のオヤジ喫茶へ。一時間ほどまったりする。なんか“放課後”ってかんじ。
--
オヤジ喫茶での話題。 クルミ嬢がマイファーストDVDを何にするかで悩んでいるという。いくつかある候補は以下の四作品、だそうだ。
フライド・ドラゴン・フィッシュ 木更津キャッツアイ 時をかける少女 (以上順不同) クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲(次点)
--
「う〜ん、やっぱりフライド・ドラゴン・フィッシュですかねぇ。あの頃のアサノが一番きれいだった気がする」というクルミ嬢に、「やめとけやめとけ、そんなの最も月並みな選択じゃないかー」とすかさず妨害工作。メモリアルDVDがタダノブ・アサノ主演作なんて羨ましすぎる(笑)。月並みという言葉を使ったのは、彼女がみうらじゅんのファンであることを知ったうえでの作戦である。
私は木更津キャッツアイとクレヨンしんちゃん(映画版)はまだ見たことがないのだが、クルミ嬢の説明を聞くと、両方ともなかなか面白そうだ。買ったら貸してくれるそうなので、楽しみにしている。
--
ところでクルミ嬢がたのんだクリームソーダ。そうと知らずにオーダーして、運ばれてきてからその大きさにビックリ。 今日一日、何をやっても裏目裏目だったという彼女。思わず「こっ、こんなところで当たりを出すとわ!」と叫んで、カメラ付き携帯で撮影していた。 その画像を送ってもらったのでアップしておきます。
(ちなみに私はケーキセットを注文。ケーキやや小さめだったです)
こんなクリームソーダの出てくるオヤジ喫茶がある、錦糸町ってステキだ。
も〜お最高だよ、アルバロ・レコバ!
セリエA第24節、ボローニャ×インテル戦での二得点。 特に1点目、左から右へ巻いていったFK。曲がったなぁ〜! この人の右足振り切るところを見るためだけでも、インテルの試合を観る価値あるわ。
--
レコバのビューティフルなボレーシュート(2点目)で膠着状態を脱したのがインテルなら、我慢に我慢を重ねてトレゼゲの1点で勝ったのがユヴェントス。 ウディネーゼに0−1で膠着状態(シビレマシタ)に幕。いやぁ、勝負強い!
--
膠着状態にケリをつけられて負けたのがレッジーナ。トリノに1−0。 このチームは“一歩前進二歩後退”作戦なので次は勝つかも(でも次ミランとだ)
夕方、山形県の小野川温泉から帰る。
--
小野川にはドイツから湯治を目的に帰国中の友人が今週のはじめから滞在しており、そこへ私が訪ねていって、一緒に温泉と米沢牛を楽しんだ。
おととい、小野川に着いた日は晴れていたが、あとはずっと雪。着いて早々に鬼面川(おものがわ)沿いに作られた露天風呂へ連れて行かれる。
ここは旅館組合の若い人たちが作った無料の入浴施設で、冬は雪で道が閉ざされてしまうためクローズ。ところがその日の朝、友人が散歩がてら様子を見に行ったところ、雪が踏み固められて小さな道ができていた。きっと秘かに入りに来ている人がいるのだ、絶対入れるよ、と彼女は言うのだ。
宿の若旦那に訊いてみると「道があるなら入れるだろう、ただしシーズン中交代でしている掃除は、冬になってからしていないけれど」とのことだった。 それでともかく出かけていってみると、石で囲ったお風呂から源泉かけ流しのお湯が惜しげもなくあふれ出ている。地元の女の子が二人、お風呂のふちに腰掛けて足湯をしていた。脱衣場もきれいだ。ただし、掃除をしていないお風呂の石と石の間には、うっすらと、緑色の藻がはえていたが…
熱めのお湯に手をいれて触ってみると、場所によってはちょっとヌルッとする。私が「入れることは入れるけど、これ滑ると危ないよ。転んだらどうする」と言うと「転んだら担いで帰ってやる」と彼女。そうまで言われて入れませんとは言えない。私たちはジーパンの裾をまくって足湯をしている二人をしり目にぱっぱっと服を脱いでお湯に浸かった。
・・・・・うっは〜、い〜湯だな〜! 藻っくらい、なんだよー --
小野川温泉は湯量が豊富で、しかも湯温が高い(なんと80度もあるのだ)。それでこんな雪の中の露天でも、新しくて熱いお湯に入れるのだ。 お湯に浸かりながら、足湯に来ている女の子たちと話をしていたら、彼女たちが宿の若旦那の同級生であることがわかってびっくり。彼女たちは彼女たちで、私の友人がドイツから飛行機で十二時間もかけてやってきたことを知り、驚いていた。
この露天風呂を皮切りに二日半で六ヶ所のお風呂に入った。 また小野川温泉は飲泉が可能で、町のなかに何ヶ所か飲泉所が設けてある。きれいな焼き物のコップも備え付けてあって、そこで私は思う存分お湯を飲んだ。 小野川温泉、入ってよし、飲んでよし。
--
夕飯は、お約束の米沢牛だ。 二泊して、一日目はしゃぶしゃぶ。二日目がステーキ。 …う〜ん、やわらか〜い! でもって、甘〜い! できたら、あと焼肉とすき焼きも食べたかったんだけどなあ…(ぜいたく過ぎるで、チマリス!)
食事のあとは、一日目は地酒、二日目は赤ワインでなごむ。連日、宿の若旦那が話をしに部屋へ顔を出してくれたので、一緒に飲みながら三人であれこれ話した。若旦那からは土地の話と温泉の話を、友人からはドイツやヨーロッパの話を、それぞれ聞くことができた私は、二倍楽しかった。
--
宿の隣にお饅頭屋さんがあって、私たちは毎日三個、五個と、そこのお饅頭を買って食べていたのだが、これが美味しくていくら食べても飽きない。 その饅頭と、一日目に飲んだ地酒をお土産に買って、昼過ぎに友人と若旦那に送ってもらい、小野川の町をあとにした。
次は夏、ホタルの季節に出かけてみたい。(そのときは、すき焼きだ)
映画観てきました。黒沢清監督『アカルイミライ』。 通常1800円のところ、1000円で。映画の日ってステキ。
えーと、何といっても印象に残ったのは出てくる人がみんな破れた服を着ていたことです。北村道子(スタイリスト)の力の大きさを感じましたね! そしてタダノブ・アサノは破れた服を着させたら日本一だと思いました。
(冗談抜きで、ボディがあれだもん。着せ甲斐があったろうなあスタイリストさんは)
--
黒沢監督曰く、アカルイミライというのは若い人の未来が明るいのであって、 年寄りの未来はダメなんだってさ。あーら、そう…
ちなみに私のミライは普通の明るさかな。60〜100ワットってとこ? つまり今と同じくらいってことだね。 私は、特別明るくなくてもいいんだ、普通で。
私には「きもち長かったかな…」て、そんな感じの映画でした。
--
明日からちょっと温泉に行ってきます。 一年半ぶりに会う友達と喋り倒してきます。 では。
インテル×ユヴェントス。0−3でユヴェントス圧勝!
うわっ当たったよ、予想が! インテル零点負け!ユヴェントス強し!特にネドヴェド! インテル、このまま自滅回路再び?(うわーうわー)
--
おとといの深夜にライヴで観た、ミラン×アタランタ。 3点先取されたミランの鬼神の追い上げが凄かった(特にピッポの顔など)。 でも同点どまりだったねえ。ピッポ、トマソン、ピッポで3点。しかもPKなしで。 惜しかったねえ。も〜ちょっとで逆転できたのにねぇ…
ところで、ガットゥーゾがとうとう髪を切りましたね。 ひろがる。パサつく。たしかに本人も、これ以上どうしていいのか、もてあまし気味の様子ではありましたが。 しかし、さわやかなガットゥーゾて!ウワーと驚いたよ(笑)
--
ところで以前書いた、カフー(ローマ)の横浜Fマリノス移籍話。 本人が、やっぱりどうしようかと迷い始めているそうだ。 本契約はまだかわしていないらしい。
人生は一度きり。よぉ〜く考えた方がいいぞ、カフー(笑)
今日は一日、OAスクールでトレーニングを受けていた。
明日は買い物。 あさっては映画。 その次と次の日(木、金)は東北へ出かける。
遠来の友と現地集合して、温泉に入ったあと、 牛肉をしこたま食べることになっているのだ。
で、来週の月曜から、また仕事。
--
しかし家にいると、ただそれだけで散らかるのはなぜ? 掃除機かけたり、むしろ片付けてるつもりなのに、不思議だ。 つくづく家事には向いていないことを再度自覚。
2003年03月02日(日) |
中年は美容液をめざす |
去年の十一月頃、“美容液10本分を閉じ込めました”という強烈な宣伝文句に惹かれてファンデーションをパウダリーからクリームタイプに変えたことがあった。
その広告は、以前献血についていったとき、待っている間に開いた『女性自身』に載っていたものだ。さすがに寒くなってからはほっぺの辺りがカサつくことがある。これ使って“サビないひと”になれるならと、思い切って変えてみたのだった。
ところがこのファンデーション、軟らかいせいか減りが早い。一ヶ月くらいで使い切って年末には詰替用を買って入れ替えた。そしてそのことを妹に話したところ、「お姉ちゃん一日中家にいるのに、そんなにみっちり塗りこんでどうするの」。
たしかに。去年の十二月は私はまだ仕事をしておらず、専業チマリスだった。なのに、どうして。家でフルメイクしてゴロゴロしてた?いやいや、まさか。ニヤニヤしてる妹には「蒸発かな?」と答えといたけども。なんかすごーく恥ずかしかった。
ちなみにこの減りの早いファンデはいまも使っている(もう三回くらい詰め替えた)。
--
ところで。去年あたりから話題になっている美容液、オバジC。 オバジ、て。なんという名前をつけるんだと思っていたら、開発者の博士の名前がオバジ(Dr.Obagi)というのだそうだ。はーん。
しかし、美容液の名前としては大正解なんじゃないだろうか、オバジ。 ギクッとさせて引きつけるという…絶妙の訴求力。 (まさかこの先生、これ売るために改名とかしてないだろうね?) …というわけで、買ってみたんですよ、オバジC5を。 しかし、ま、何と申しましょうか。コスメとは縁遠いと思っていた私でさえもが、オバジ。 手遅れなんて言わないで、なにかいいことないか子猫チャン。 かくして、“中年は美容液を目指す”。
寒いし、雨だし。
横浜の父の家へ行って豚汁を作ってきた。 TVをつけたらゼロックススーパーカップの後半二十分くらいだったので、お、と思って観ていたら2−0でリードしていた磐田が、さらに1点追加して、京都を突き放して勝ってしまった。グラウさんのいけずぅ。
--
夕方。家に帰ったらおととい注文したDVD『六月の勝利の歌を忘れない』二巻組みBOXセットが届いていた。Amazonで15%オフになっていたから買ったのだ。 岩井俊二が編集した『日本代表、真実の三十日間のドキュメント』。
夕飯の後、ロシア戦終了(二巻目の最初)まで観た。 面白いよーこれ。ほんと面白い。フィルム回してるカメラマンが秋田選手に「モモコって言ってみてください」、とかさ(笑) あとはサミアコーチによる形態模写ね。明神と小笠原の。これは笑うよ!
しかし、あのひとたちにサッカー以外のことを要求してはいけない、それは気の毒だという気はした。だって、凄いんだもん。トレーニングとか。冗談言い合ったりしながら、肉体はとんでもないことをバンバンこなしてるの。あれじゃあ体脂肪率、ヒトケタになる訳だ…
そうやって、爆笑したりやたら感心したりしながら、いま刻々と運命の6月18日に近づいていってるところ。トルコ戦のことを思うといまだに緊張してしまうんだ、私。もう8ヶ月以上たってるのにね。
--
ところで、電車の中に貼ってあるECCの広告。宮本と秋田モモコの出てるやつ。あれのニューバージョン、今日みた。 やっぱり秋田は笑わない方がいいってことがはっきりと証明されたね(笑) というより、本人も前回のを客観的にみて反省したんだろうけど(実写版バカボンのパパ)。
|