Leonna's Anahori Journal
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腰が痛い。 むきになってテニスしたからだ。先に「もう疲れちゃった、休もうよ」と言うのが嫌で、出来る限りポーカーフェイスを装っていたのだ。山中湖で。
まるでTVの食わず嫌い対決で、嫌いな食べものを「実食」してて、もう当てられちゃってるんだから頑張っても無駄なのに、なかなか「参りました」って言わないひとみたいだなと思った、自分でも。 -- 山中湖へは高速バスで行った。健保組合の提携先の宿泊施設は恐らくバブルのころに建てられたもので、部屋の造りは少し古めかしいけれど、テニスコートは整備されていたし、レストランは驚くくらい本格的だった。
以前何度か行ったことのある日帰り温泉はなんだか普通のお湯になっていて、こりゃ効能切れか?という感じ。同じく以前行ったことのある「ほうとう」の店は明らかに手を抜いていて、まずくなってた。これなら自分で作った方が美味しいや。 せっかくだからと三島由紀夫文学館にも寄って、肉筆原稿なんか眺める。いかにも三島らしい達筆ぶりだった。
富士山の麓はもっと秋らしく冷え込んでいるかと思ったらそうでもなくて、東京とたいして変わらなかったが、この小旅行をもって自分の中の夏は終わった。
↑山中湖のバスターミナルに飾ってあったCobra。すごくきれいで、ぐるぐる周りを回っては、ためつすがめつしました。
大昔、毎朝小学校へ行く前にそんなタイトルのTV番組をみていたような記憶があるのだが…。それはそれとして、わが住まいとその周辺、虫やらなにやら、小さな生き物がやたらと多いのである。
これはシジミ蝶(の死骸)。蜂や蝶の顔はリスに似て、ちょっとかわいいと思ってしまうのは私だけだろうか。
このほかにも、鉢植えのスミレの花を喰いつくしてくれたナメクジ、庭木で大増殖した毛虫、掃き出し窓の掃除をしようとしたら隙間から落ちてきたヤモリ、夜帰宅したらドアのまん前の暗がりにじっと座っていて危うく踏まれそうになった小さなヒキガエルなどなど、いろんな奴らが入れ替わり立ち代り出没しては楽しませてくれる。
ヒキガエルといえばその後夜の庭で、玄関先にいたのと同じくらいの大きさの奴に出会ったので、驚かすつもりで背後からドーンと片足踏みおろしたら、ビョ〜ンと物凄いジャンプで逃げたのでこちらが腰を抜かしそうになった。ヒキガエルはノソノソ歩くばかりであまり跳んだりしないものだと思い込んでいたので、必要以上に驚いてしまった。 -- しかし。この春夏を通して、もっとも驚かせてくれたのは、コイツだ。 ある日、二階のベランダへ出ようとしてコイツを発見したときは、驚愕のあまり、死んだ父親が姿を変えて私に会いに来たのかと、錯乱気味に一瞬そう考えたくらいだ。とにかく、見てくだされ、この姿を。
ちなみにこの蜘蛛が肢をかけている白いコンクリート部分の高さは12センチほど。いかに巨大な蜘蛛かがお分かりいただけるかと思う。肢なんぞも2、3ミリの太さがありびっしりと毛がはえていて、まるで毛ガニみたい。 私がベランダへ出ようとした足を引っ込め、ガラス戸をピタリと閉ざして奴の動きを窺ったのは言うまでもない。
ところが15分ほどたってから恐々のぞきに行っても、右の後肢が若干うごいたかなという程度。相変わらず同じ場所にいる。30分たっても、状況は同じ。さらに1時間、2時間…。 そして3時間が経ったときに、やっと私は理解したのだった。 こいつ、絶命してる。 こいつ、お父さんじゃあない(あたりまえだろ!) この巨大蜘蛛がどこからやって来て、どうしてうちのベランダで息絶えたのか、その詳しい理由はわからない。しかし、とにかくこちらを襲ってくる危険はないのだと知った私は、大蜘蛛をそのままにしておいた。
そしてその後一週間くらいの間にわが家を訪れた友人数人に「すごいもん見せてあげる」と言って二階へ連れて行き、まるで自らの創造物ででもあるかのように見せびらかした。そしてそののち、シャベル状にした包装紙で大蜘蛛の体を壁から引き離すと、二階から庭へ向かって抛り投げて、土へ還してやったのだった。 -- しかしな。久々更新されたかと思ったら虫の死骸画像が二枚もアップされてるウェブ日記て。 すみません、あきらめてください。穴掘りジャーナルってこういう場所なんです。(またそのうち、めずらしい生き物の画像をアップするよ!)
2006年09月01日(金) |
夏休み(2)みなとみらい |
葉山から横浜、みなとみらいへ。 ネットで調べてみたところ、グランドインターコンチネンタルに冗談みたいな金額で泊まれることを知り、即、予約しておいたのです。
この界隈にはほかにも良いホテルがあるけれど、インターコンチは一番海に近い。部屋からの眺めだって、この通り。自然に囲まれた海岸のあとは、都会の海。一日に両方味わうなんて、贅沢なり。
長く住んでいた横浜だけれど、新しく出来たみなとみらい地区はまるでわからない。ガイドブックを頼りに歩く。 この数年来、毎週末、父の家を訪れるとき電車の窓から見続けた観覧車にも初めて乗った。
結果、どうやら自分は高所恐怖症であるらしいという、新しい発見があった。 なにしろ、あの高さで、あのキャビンというかカゴが揺れるんだなぁ。この足の下にはな〜んにもないのだと思ったら・・・にわかに恐慌をきたしました。(ああ、こわかった!) 恐慌のあとは、赤レンガ倉庫のレストランで食事。味も雰囲気もサービスも、とっても良くて、お料理がのどもとを過ぎる頃にはすっかり恐さを忘れてました。
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