コンテスト応募作品が、できた……。
てか、そうゆうことになるように、まとめた。
ぐぬう……。 ここでKさんの言葉を噛み締める。
「完璧な出来なんてあるわけないんだよ。 ここまでまとめたことを、素直に喜べ!」
よく見りゃお粗末な図面一式のアップを終えて、そのことにブルーになっていたときのこと。
はい、今はそうします。
いぃ〜、ぃやっほほおぉ〜いっ!
もう書くか、二度と書いてたまるかっ! との感情がさほど湧いてきてないのは、片手間に仕事をしていたのを言い訳にしているからでしょう。
ふんっ、ヘタレが。
そんな自分へのお仕置きは、あとでたっぷりしときます。
バラバラなものを繋げてゆこうとすると、
おお、こんなとこに材料が!
との、知らずに埋まっていたものを発見して嬉々としたりする。
ちょい待て。 みつけなかったら、それはただの無駄な文字だぞ。 反省しいや。
なにはともあれ、
下読みに力を貸していただき、ありがとうございました!
自分で赤を入れていて、入れてから頼まないと失礼だろ、と痛感しました。
最終稿をあらためて送ります。 あ〜もう、しばらくは書かんぞ! 次は九月だっ! もう書き始めんと、間に合わん!
え、まじ……?汗
小川洋子著「完璧な病室」
「博士の愛した数式」の著者ですね。 海燕新人文学賞受賞作品収録の短編集。
イメージが、違った……。
もっと、るんるん、うんたった、的な色合いが強いのかと思っていたけれど、違う。 ものすごく、静かで繊細で、ほぉ、と息を吐きかけたら消えてしまいそうな、そんな世界……。
どうしようもなく絶望的な状況の中で生きる人たちの、ささやかな望みや想いを、そっと書き留めているような感じ。
ただちょっと、辛口な表現をさせてもらうと、
温度が一定の世界。
温かいですか、それとも冷たいですか……。 そう感じている今のあなたを、あなた自身が感じてください。
的な???
いや、違うかもしれない……よくわからん(笑)
わからん事を考えていてもしかたがないので、ネタ書きをば進めるほうがなんぼもまし……?汗
さて、知合いからのメールの中に、ふと、書いてあった……。
「竹のメールは小説を書いているせいなのか、不思議な感じ」
この知合いに、わたしが小説を書いていることを話してあったっけ???
という、分別が怪しくなってるのは置いておいて。
どうなんでしょう?
普通の手紙文が、逆に書けなくなっているような気もしています……。 社内の会話の言葉遣いも、時折、文語調になりかけたり……。
「いや、それはないですよー……。いや、ないです……」
なぜに、ここで二度繰り返す。
「そうするということは、きっと……いや、そうしておきます」
なぜ、「……」を日常会話の途中に織り交ぜる。
そんなことがあったりなかったり。
どうなんでしょう???
2007年06月19日(火) |
「あるような ないような」、ツンジワ…… |
川上弘美著「あるような ないような」
なんか、と思っていたらエッセイだった……早く気づけよ(笑)
小西真奈美のフォトエッセイですら買わずにいたのに。 でもまあいいです。 なるほど、相も変わらぬ川上ワールド。 あり、です。
ざるそばが食べたくて店に入る。 待ってましたとねぎをほおりこみ、ほおりこんで……
わさびが、ない。
つけ忘れでもなく、卓上にも見あたらず……。 あの、ツン、としたのが恋しくて、だけど巡り会えなくて、食べ終えてから、ちがう、ツン、としたものを鼻ですすった。
悔しくて、帰りに違う店に足を伸ばし、わさわさとわさびをつゆに溶かし込む。
ツ、ツン……。
じわあ、と目元が滲んで、くうぅっ、と漏らす。
たまらんなぁ……。
2007年06月16日(土) |
「遠野物語」とガツーンとつのだ☆ひろ! |
柳田国男著「遠野物語」
言わずと知れた民俗学の草分け的著者の作品。 実在の東北地方のとある村に伝わる昔話を談話筆記したもので、不思議な経験談が連ねられている。 河童や天狗やオシラサマ、オクナイサマ、山男、山女、座敷わらし、狐に狸に洗濯機……じゃない、迷い家、虫の報せ、臨死体験。 その土地の古くからの慣習、行事、文化。
学術的要素が強く、娯楽向けではないですね(汗)
水道橋「フラミンゴ」にてガツン(並盛りでも大盛りサイズなんですもの)と中華風ミートソースをたいらげ、カツンらいぶの渦をやり過ごし、てくてく歩いて帰る道すがら、
つのだ☆ひろ
と遭遇! Tシャツ短パンにサンダル姿で、どうやら店かスタジオのライブの打合せできてたらしい。
「ここにサイン(看板)はって……」
両手を広げたその下を、わたしはくぐり抜け、
「あ……っ」
と二、三歩過ぎた後に気がつきました。 視神経の伝達の鈍さが、恨めしいです。
日に焼けて真っ黒な肌が、夜の暗がりにとけ込んでいたのに、「☆」のように歯が光ってました。
そろそろネタ帳と携帯に散っているネタを、未完ながらもパソにまとめてゆかなければ……汗
2007年06月11日(月) |
まなべ! 縦書きカタカナ、飛び出し危険! |
眞鍋かをり交際発覚!
のニュースを聞いて、少しばかりショックな今日この頃。 いやね、きっかけになったっていう年末特番を、オンタイムで観ていたんですよ。
うわぁ〜。めっちゃ、恋する眼ぇになっとるがな。
なんて、思っていたのだけれど。 まさかまさか、ここまで発展しちゃうなんて……。
社交辞令。 演出。 云々……。
などという言葉の境界線が、わからなくなってしまいそうです(汗)
……信じちゃって、よかですか???(笑)
信じてもよいお言葉をかけてくれるまだ見ぬ貴女、待ってます。
待ち続けて幾星霜……?
わたしのお腹はシモブクレ〜……。 皮下脂肪ダム及び血中脂肪川は、今年も水不足知らず……。
雑誌「ダ・ヴィンチ」の特集で、今話題になっている携帯小説というものは、小説という感覚としては読者自身も捕らえていない、らしい。 形からはいってしまう、というのもあるけれど、「横書き」ありき、というところで、わたし自身も違和感を感じてしまう。
え?
自分のここにある作品だって横書きじゃないか、って?
……それはさておき。
一般的に縦書きの文を長時間読むことが出来ない、という困った世代が増えてきているようだ。
……悲しい。
教科書にしても、絵やマンガがないと開く気にもならない、という子どもがいるらしい。
……憐れ。
わたしは逆に(?)、横書きやカタカナが苦手になりつつあります。
「コンプライアンス」
中途採用の面接の中ででてきた言葉が、頭の中でどうしても
「コンパイラ? コンプティック?」
と、意訳してしまいそうだったほどです(笑)
みなさんはどうなんでしょう?
WEBや仕事の書類を扱う機械が増えてくると、縦書きの文なんてものは目にする機会がめっきりと減ってしまうと思うけれど……。
「飛び出し、危険!!」
が最近街で見た、縦書きの言葉です。
自称、妻夫木聡似。 異論反論がありました。
……おいおい、照れるなってばさ(笑)
いやいや(笑) そこで、過去に自分が似ているといわれた芸能人を思い出してみた。
まずは、 「長江健次」 欽ちゃんファミリーのふつ男、プロスキーインストラクター。 メガネ無しで、なんか迷い顔なとこで?
次は、 「古舘伊知郎」 短髪でメガネなとこで?
なんかイマイチパッとせんなぁ……。
ということで。
最近話題の「顔チェキ」に神頼みしてみた。
結果を待つ。
妻夫木聡とオダギリジョーのブレンド加減がいくつくらいか楽しみに……。
来たっ!
「中村勘太郎60%」
へ?
「藤井隆57%」
え?
「上田晋也56%」
そう来たか……。 まあ、芸能人本人がやってみても違う人が出てくる、てことだし。
男女ミックスでやってみたら、 上田晋也が竹内結子に変わっただけ……。 京都や梨園に縁があるのかしらん?
この結果は、とりあえず置いておこう……。
クールビズ、といえば聞こえはよいが……。 最近の習慣で、昼を過ぎるとネクタイを解く。
ついでにベルトの穴もひとつだけ、緩める。
ぷふわぁ……っ。
そのままゆるりと定時を迎え、ぶらりと退社。
なんか、スゴくね?
こんな過ごし方、まさに、 「夢」 のよう……。
まあ、夢はしょせん夢なんだろうけれど。
なあんか、軸が定まらないんだよね。
お腹の中はしっかり重心が定まって、実が詰まってってぇるってぇいうのに……。
そうか!
「憑神」だっ!
食欲のやおろずの神々が、ここにとり憑いたに違いないっ!
スナック菓子やファーストフードばかりに反応する神々……。 セレブな神様じゃなくてよかった。
高カロリー神。
低コスト神。
……西高東低、冬の到来?
するってぇと、冬籠もりの準備かっ!
それなら、合点がいく。 そういうことにしておこう……。
浅田次郎著「憑神」
そう、わたしと瓜二つな妻夫木聡主演で映画化される作品。
……大見栄をきりました、反省してます。
もう、エンタテインメントだね。 一気に読ませる。
幕末、志は高いが生活に窮している彦四郎が、ふと手を合わせた祠が三巡稲荷といって、まずは貧乏神、次に疫病神、そして最後に死神が順にとり憑いてしまう。 三神は彦四郎に情けを感じて、「宿替え」を教え、はじめ二神までは災いを免れる。が、死神だけは他人に宿替えさせられぬ。 倒幕の動乱のさなか、落ちぶれども徳川に仕える武士として最後の死に場を見つける。 徳川の影武者として将軍そのままの恰好を纏い、反する者たちの集まるところへと。
妻ぶっきーの演じる姿、似合うだろうなぁ……
2007年06月03日(日) |
「太陽の塔」と「あなたになら言える秘密のこと」 |
森見登美彦著「太陽の塔」
妄想大爆走物語?笑 京大生の妄想家が、振られた女の子をその原因・理由を究明しようと研究レポートを作成しているうちに、それを阻止しようとするライバル(ただの片思い)や、クリスマスやバレンタイン等の恋愛イベント信仰に屈しまいとするモテない仲間たちとの大活劇……?
巻末の解説が本上まなみさんだった、それだけが目当てでした(笑)
彼女曰わくの「へもくて、いとおしい青春物語」 「へもい」の意味は、本上まなみオフィシャルサイト等を参照してくださいな……。
この作品を読んでると、「鴨川ホルモー」「あをによし」やらを読みたくなる。 作者はまったく別の人なんだけど。 早く文庫におちてくれないかしらん。
「あなたになら言える秘密のこと」
をギンレイにて。 はじめは、なにがどうしてなのかわからなかったけれど……。 これは、ズドンッ、とこさせられた。 頑なに心を閉ざし続けているハンナ。 誰にも明かすことのできない「傷」を抱え、夢も希望も何ひとつ抱くことができない日々。 未来や希望から目をそむけるべく真面目過ぎる働きぶりのハンナは上司にとがめられ、強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をし、一時的に視力を失っている男・ジョゼフの看護をすることになる。 心を解きほぐされてゆき、そして、視力を失っているからこそのジョセフに、ハンナは「傷」について語り始め、シャツの胸を開いてゆく……。
ボスニア内戦での悲劇。 全身に刻まれた無数の傷跡。
同胞だったはずの兵士に捕らえられ、ただただ犯され、
「本当の悲鳴を聞かせてやる」
というだけで、傷を刻まれ、そこに塩をすり込んだまま縫い合わされるという非道な振る舞いを受け、それでもそこから生き抜いてしまったことに対する、自身への自責の念。
ハンナのカウンセラーが、ハンナを探しに訪れたジョセフに問いかける。
「十年前の悲劇を誰もが忘れている、それを経験した本人以外は。本人だけがそれをずっと抱えて生きてゆかなければならない。語り継ぐためだけに」
ジョセフはそれさえも受け止め、ハンナと一生を共に過ごそうと約束する。やがて二児の母となったハンナは、それでもふと、このすべては夢なのではないのだろうかと疑ってしまうこともありつつも、我が子たちの声を聞いて現実の幸せと希望を抱き締める……。
さて、サッカー日本代表オシム監督就任の際に、彼のヒストリーとして、そんな内戦の悲劇がピックアップされたりもしたけれど、そんな悲劇をわたしたちはどれだけ認識しているのだろうか?
世界規模の問題ではなくともいい。 国内での悲劇、でもいい。
悲劇、という表現はふさわしくないのかもしれない。
あるまじきこと。
それをむりやりほじくりかえせ、というのではない。 知らずにいる思いやり、というものもあるのかもしれない。
ときに正義を振りかざした行いは、人を傷つけてしまうだけのことにもなりうる。
そんな言葉に、あえて背中を向けたくなったりもする。 背中を向けるといっても、否定するのではない。 ことさらに正義と振りかざす事に対して、嫌悪感を感じてしまうだけなのだけれど(苦笑)
2007年06月01日(金) |
「リセット」とゲーム感覚 |
盛田隆二著「リセット」
記憶にも残っている少年犯罪の酒鬼薔薇事件を軸に、同世代の少年少女の、脆く危うく儚い世界を描く物語。 盛田作品というと前回「ラスト・ワルツ」を読んで、社会派作品のイメージが強かった。 ブルセラ、援助交際、ドラッグ、引きこもり、家庭内暴力、複雑な家庭環境……。
小説と現実の拮抗。
重松清さんが本の帯にコメントしていたので、ついつい手にしてしまった……。
現実を架空のものとして作品中に持ち込まず、あくまでも現実として軸に置く。 これは、ノンフィクション作家には当たり前のことだろうけれど、フィクション作家には、ちと、覚悟がいる。 ノンフィクションは、一言一句、言葉を変えてはならないという厳しい制限のなかで描かれている。 書き間違えや演出的な虚飾は許されない。
事実の確認。
客観。
これは、わたしには、なかなかムツカシイ難題……汗 なにせ、妄想大学暴走部韜晦科ですから。
永田町の模様をテレビで見かけるたびに、ゲーム感覚のようにしか思えないことに、思わず鼻で笑ってしまった。 自分の振る舞いにも、思わず……。
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