白日の独白
索引|←|→
僕が決めたこと。僕が決めたこと。僕が決めたこと。 悲しくなること。寂しくなること。全部意味が無い。 何かを手にする。何かが失われる。当たり前のこと。 後悔したくない。もう後悔してる。気付かない振り。 助けてくれない。助けようがない。わかってること。 僕が決めたこと。僕が決めたこと。僕が決めたこと。
PCと対峙する時、外界を完璧に遮断した独りの世界に居ると貴方は言う。 そういえばあの人は、携帯電話の画面を注視する人を見て「マスターベーション」と言っていた。
そう、かもしれない。 だけど何かが腑に落ちない。 『僕達』はきっと『貴方達』よりもずっと上手だし、ずっと利口だと想うよ。
酷く個人的なSOSを君は誰に送る?
送ることが出来る友人を持つ君への羨望。 送ることが出来ない家族を持つ君への同情。
嗚呼、御免ね。 僕には関係のないことだった。
車窓から人工的な都市をぼんやりと眺める。 水は流れている間は決して腐らない。留まった水は必ず腐る。 部屋もそれと同じだから、僕は出来るだけ部屋に物も人も自分も留まらせない。 そう言ったのは誰だったのだろう。 この風景は留まらない為の部屋というものがとてもよく似合う。 僕が住みたいのは、住むべき所は、きっとそうだと想う。
気付けばまた同じ場所に戻って来ていた。 流れが速く見えるのは、僕が留まってしまったから。 足枷がある訳じゃない。 如何するかは僕次第。 そんな事解っている。 そんな陳腐な言葉に苦しめられるなんて。 直ぐに僕の事なんて忘れる癖に。
他人に指示された範囲内で、その通りに動く事はとても簡単だ。 多分僕はそういう事が適しているのだと想う。 なのに何処で間違えてしまったのだろう。 そういえば靴紐が直ぐに解ける。 新しいスニーカーを買わなければいけない。
貴方は「いぢわる眼鏡だもんね」と笑いました。 そうでしょうか。 本当にそうなんでしょうか。 そういえばそうかもしれません。
|