白日の独白
索引|←|→
言葉を幾ら覚えてもそれは知識としても役に立たず。 現実味を帯びないままにいる現状に対する無力感。 何処で間違えたのだろうか。 怖くて振り返れない。 怖くて前を見れない。 立っているのがやっと。 否。 本当に立てているのだろうか。
眼を瞑り暗闇の中に浮かび上がる姿というのは大概がおぼろげ。 実体を眼にした時に感じる違和感は誤差とも言えない。 違和感のない実体の意味することは何だろう。 なんて、そんな言葉遊びは僕の趣味。 唯唯君が創る音楽が好き。
その人は背が高くスラリとしていて、体にぴったりと合った仕立ての良いスーツを着ていました。 スーツは紺色、シャツは白色、ネクタイの色が思い出せないのが残念です。 髪は少し長めで整った綺麗な顔をしていて、雰囲気から多分ゲイだと思います。 姿勢がよくて少しも動揺した所がなく、部屋の中に入りそして出て行きました。 そして凄く感じのよい口元だけの微笑みと小さく傾けた首で「さよなら」を僕達に表しました。 一連の動作は音もなく無駄もなくとても優雅でした。 僕は見知らぬ人に、それも二度と会うことのない人に恋をしたみたいです。
君と見た『外界』の風景は本当に光って見えたんだ。 風が強くて息をするのも苦しい位、僕にとって特別な日だった。 だから二度と君に会いたくなんてなかったんだ。 だって君は相変わらずマトモで、それに綺麗で。 幸運と時間を喰い潰して磨り減らし続けている僕とは違くて。 惨めで弱い姿を君に晒して息が止まりそうだった。 こんな偶然なんていらないよ。
昔読んだことのある懐かしい漫画を古書店にて手に取った。 フロイトについて書かれているはずが、アインシュタインだった。 未だに信じられない。
皆皆泣いていた。 どうして泣くのと聞いてみた。 しあわせ過ぎて泣いた。 嬉しくて寂しくて泣いた。 感動して泣いた。 泣いている姿を見て泣いた。 本当にわからなくて困惑した。 僕は悔し涙しか知らない。
スタートに戻って42回休み。
持て余していた衝動。 雨と一緒に流れて行った。 ような気がしないでもない。 噛む爪もなくなってたし。 ICC面白かった。 気の所為でないことを願う。
2005年06月13日(月) |
意味はないし意味がない。 |
何時からだよ。何時まで続くんだよ。 誰か教えろよ。誰も知るかよ。 動けない。 荒む。 決められない。返信も出来ない。 荒む。荒む。荒む。 本当に馬鹿みたいだ。
チョコレートを喰う。 板チョコを1枚がりがりと。 こんなんで満たされるかよ。
2005年06月09日(木) |
正常と異常。その連続性。 |
●時間を埋める為に入った喫茶店にて。 隣には引切り無しに煙草を吸う男達。 中国での性風俗産業についてのレクチャー。 一体何を生業としているのかは不明。
●週末の一日前の22時の下り電車にて。 向こうの方で独り言。車両を変えに流れる人。 独り言をしながら直ぐ近くに来た男は楽しそうじゃない笑顔。 「オトコノオヨメサンダキタイ。グンタイミタイニ」 オールリピート。
片足を乗せた瞬間に足場が腐っていることに気付いたみたいだ。 踏みしめることも離すことも出来ずにいる。
僕の生産性のない死んだ日々。 死にたくなる。 幸福な他人の為に消費した一日。 浅はか故の責務。 益々死にたくなる。 僕のやるべきことじゃない。 また逃げているだけ。 再覚。 呆然。 虚脱。
御免なさい。 僕、これまでもこれからも、そんなつもりじゃなかったんです。
なんて言い訳なのかもしれないです。
本当は壊してしまいたい。 僕を繋ぎ止める全てを。 嘘吐きなんです。 致命的に。
僕と僕の言葉が どんどんどんどんどんどんどんどん 乖離していく 呆然と してる場合じゃない
|