for want of a better word
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前期が終わった。新しく始まった大学生活はあっという間に夏休みになってしまった。
ラスト1ヶ月の拷問のような忙しさは、かなりきつかった。けれどもとても濃厚で毎日たくさん勉強できている気がする。 うちのクラスはみんな本当にデザインが勉強したくて入ってきている人たちだから姿勢もとてもまじめだ。
制作に対するペース配分も僕はどうやらうまくできていて、クラスメイトが課題提出直前まで手をつけずに3日寝なかったりしているけど僕はコツコツこなせることはやっていたので睡眠時間はそこそことれる生活をしていた。たぶん、こんなペースで良いはずだ。
先生に見てもらって、1年のこの時期だったらまぁこんなもんじゃないか、なんて言われるのは悔しいけれど、当然僕はまだまだド素人な訳で。
夏休みで感性をもっともっと磨かなきゃ。
二十歳になった。
ついに成人だ。
昨日はアパートの人と六本木ヒルズの美術館へ行って、まったりとイタリア料理を食って、東京タワーから夜景を見た。 金曜日に必修課題の作品プレゼンテーションが終わったばかりだったり、さらにいくつかの作品を同時進行でこなさなければいけない時期でかなり疲れていて、色々と気をつかわせて悪いことをした気がした。せっかく僕のためにデートコースを考えてくれたのに、余裕がない僕は気がつくと作品のことを考えたりしていて本当に申し訳ないことをした。 東京タワーの150m展望台は、横浜だとか、都庁だとか、六本木ヒルズだとかの夜景とは違って高さが低めだ。そして何より都心だ。いつもの夜景とは違う高さで、しかも雨が降っていて、霞がかった東京の夜景はとってもきれいだった。とてもきれいだったのに、今思えばその子の前できれいって言葉を発してない気がする。やっぱりわるいことをした。 アパートへ帰ると、もう一人のアパートの子がケーキを作って待ってくれていた。手作りケーキ。結構時間かかるはずなのに、なんて僕は幸せ者なんだ。 アパートのみんなが僕を祝ってくれた。12時になると同時に祝ってくれた。 作業と疲れとで、パーティーは1時間ほどできりあげた。
今日はいつも通り1限から授業を受けて、授業の合間に明日提出しなければならない選択授業の課題を進めて、午後は次の必修課題の説明があった。 最近思うのだけれど、どう考えても僕はデザイナー気質だ。作家ではなくて、デザイナーだ。 学校から帰ったあと、クラスメイトに呼び出された。マックへいくと、10人ぐらいのクラスメイトがケーキを買って待っててくれた。ありがたい。マックにケーキを持ち込んで、ろうそくに火をつけて、しかも歌を歌われるだなんて、恥ずかしすぎるけど嬉しかった。
実家に電話した。なんとか成人しました、ありがとう、って電話した。
ふと今の自分を考えると、なんだか怖いぐらい順調だ。 挫折を味わってないのが怖い。
とりあえずハタチは大学1年生なんだし、勉強も100%の力を出してやるけれど、100%の力で遊んでやろうと思う。
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